巨大!タルイカメタル攻略!20kg超モンスターを狙う【キホン解説】

若狭湾に北西の風が吹くようになってくると、はるか南の海域からの回遊が見られるタルイカ。標準和名はソデイカと呼び、山陰~北陸地方の職漁船がウキの代わりにタルを用いた「タル流し漁」を行うことが、その名の由来とされている。今回はこのタルイカをイカメタルで狙う釣り方を解説しよう。

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

ソルトルアー エギング&イカメタル

巨大イカ”タルイカ”とは?

胴長で70cm重さも10kgを超え、中には20kgを超える個体も存在する、まさにモンスタースクイッドといえる。

青物をしのぐとさえいわれるジェット噴射によるストロークの長いその引きは、イカ釣りファンであれば一度は体験してみたいと思う憧れのターゲットだろう。

タルイカメタルの盛んな福井県.敦賀エリアにおいて、「タル流し漁」は日中行われるのに対し、遊漁は主に夜、集魚灯をたいて水深や潮流の速さに応じて、アンカリングやパラシュートアンカーを使用した流し釣りでのアプローチとなる。

タルイカのシーズン

例年であれば8月の中旬辺りから姿を見せ始め、10~12月の年内いっぱい本格的に狙えるイカだ。

ポイントとなる水深は100~200mと幅広いが、シーズン初めや終盤といったタイミング的なことや、その年によっても違いを見せる。ひと口にタルイカシーズンと言ってもシーズナルに行動することから、ゲームフィッシングのターゲットとしても奥深さを持っているといえるのではないだろうか。

夜に行われる流し釣り

加えてシーズンによって好不漁の振り幅も大きく、一晩粘って一度もアタリがない…なんていう大物特有のギャンブル性の高い釣りといえるタルイカ、当然その千載一遇のチャンスをものにするためには、まずはしっかりとしたタックルバランスで臨むことが必須だろう。

タルイカメタルのロッド

スピニングタックルでも使用は可能だが、フォールスピードの調整が容易で、多発するフォール中のアタリにも対応がしやすい上、レンジ攻略が必須のこの釣りにおいては、なんといってもカウンター付きのリールがセレクトできるといったメリットがあることから、やはりまずはベイトタックルで臨むことをお勧めしたい。

タックル図

肝要なのはきっちり誘ってアタリを明確に捉え、大型でも安心してやり取りができること。最近では専用のロッドが発売されてはいるものの、ライトジギングのロッドやタイラバ用のロッドの流用が十分可能だ。

ライトジギングロッドであれば適合ジグウエートが150~200g、適合ラインがPEラインの2号程度のパワーといった一般的なものがいい。タイラバ用のロッドであれば、いわゆる「掛け調子」と言われるやや硬めものがこれに相当すると思う。

またその見かけによらず、マイカやアオリイカといった小型のイカと同様、非常に小さなアタリを捉える必要があることから、比較的ティップは軟らかいものがその中でもさらに好適といえる。

長さは6~6.6フィート程度のものが取り回しが良く、スッテの演出が容易で大型とのやり取りが安心して行える。

タルイカメタルのリール

リール

メインで使用するPEラインの1.5~2号が300mストックできる小型のジギングリールで対応が可能だ。

ドラグ力が5~7kgとやや強めで、ボディー剛性のしっかりしたものがストレスなく誘える上、余裕のやり取りにつながる。またギア比に関してはハンドル1回転に対し70~80cmの巻き上げをする、いわゆるハイギアタイプのものが誘いのバリエーションも増え、手返し良くレンジを探ることができる。

また同様のラインキャパを持つ小型の電動リールも、必然的にカウンターがついてくることや、深場での手返しが楽になる。結果的に一晩中モチベーションを維持することが可能になるという点においては大きなアドバンテージになってくる。

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