釣りって、ほんとに行ってみないとわからないもんですよね。先日、日本海は小浜へマイカ釣りに行ってきました。小さなマイカがたくさん釣れたので、そんな時に重宝するマイカの照り焼きレシピを今回は紹介します。
先日の話
台風後で、前日の釣果を船長に聞くと、撃沈らしく、しかも二枚潮で、その上、速くてどうしようもなかったと。
でも、マイカは料理にするぐらいは釣れてほっとしていたら「場所移動するので、道具片付けて」とアナウンス。
どこかええ場所でもあるのか、と思っていたらパラダイスがありました。サイズは小さいけど、釣れて釣れて。その日から、小浜はマイカの爆釣が続いていますね。
マイカのうまい調理方法
小さいマイカ、これまでだと、何も下処理せずに、そのまんま、塩を入れた熱湯の中へぶち込んで、姿茹でをショウガじょう油で食べていたのです。
これはこれでうまいんですが。船長が
「照り焼きにしたらめっちゃおいしいで。おやつ感覚で食べられる」と。
どうするの?と聞くと、内臓を取ってとはいうものの、味付けは照り焼きやで、というだけ。
照り焼きのたれは、しょう油、みりん、酒が各1の割合、それに砂糖を加えるだけ。
甘めが好みなら、砂糖を多めに入れたらよろしい。ということで、まずはたれを作って置いておきます。砂糖は溶けにくいからね。
下処理
数が多いので、マイカの下処理は分業でやります。まずは脚を抜いて、筒の中の軟骨を取り除きます。
脚の部分は、スミ袋から下の内臓を取り除き、口の部分のカラストンビを取り、目玉を包丁で切り落とします。
それから一斉に水洗いです。
フライパンへ投入
しょう油が入る照り焼きでは、マイカを生のままで入れると、どうしても身が硬くなのるのでは、と思って先に胴も脚も下ゆでしました。
フライパンに照り焼きのたれを入れ、ふつふつと泡が立ってきたところへ、下ゆでしたマイカを投入。
たれがまんべんなくマイカに絡んできたら、火を止め、バットや別の皿に移します。また長い時間たれと絡ませていたら、せっかく軟らかくしたマイカの身が、硬くなりますからね。
マイカをいただきます
冷ましてから器に盛り付けます。漁師風に大量ならどさっと放り込んでも大丈夫。
プリッとした歯ごたえの後、かみしめるほどに、身の甘みが伝わってきますね。
マイカのサイズが小さいとは言いつつ、胴長10cmはあるとやはり半切りにするか、3分の1に切ったほうが食べやすいですよ。
<週刊つりニュース関西版 安田昭彦/TSURINEWS編>