ひょうきんな顔をしているが、ピンクの美しい魚体は上品な甘みで最高級食材として知られるアマダイ。コマセ不要でシンプルな仕掛けで狙え、明確なアタリ~三段引きで釣り人を虜にする。ここでは東京湾、相模湾のタックルや基本的な釣り方を紹介する。
アマダイ釣りのエサ付け
オキアミの1匹掛けが基本。持参するときは身のしっかりしたM~Lサイズ。
付け方は、尾羽根を切り、切り口からハリ先を入れ腹に抜く。真っすぐになるように整える。あまり深く刺すとオキアミが曲がり、ハリスがヨレるので注意したい。
投入~タナ取り
仕掛けが絡まないように天ビンを持って投入。オモリが着底したら、すぐにリールのクラッチを入れてイトフケを取る。底ダチを確認して、オモリを狙いのタナまで上げる。基本的にはエサが底~50cmくらいの位置で断続的にアクションさせる。潮が速いときは低め、緩いときは高くする。
海底に身を潜め、頭部だけ出して待ち構えて捕食する魚なので、エサが底付近を漂うように心がける。
釣り場は緩やかなカケアガリを形成していることが多い。水深は刻々と変化していく。そのため、まめなタナの取り直しが必要。
30秒~2分に1回、竿をゆっくり大きくリフト。少しポーズを取ってからゆっくり落とし込むと効果的。タナ取り直後にアタリが出ることが多いのはこのため。