渥美半島の投げカレイ釣りで36cm頭にイシガレイ3匹 2本ザオで挑戦

渥美半島の投げカレイ釣りで36cm頭にイシガレイ3匹 2本ザオで挑戦

11月6日(日)若潮。前回に引き続き乗っ込みカレイを求めて愛知県・渥美半島の西ノ浜へ中原重久氏と投げ釣りに出かけた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・美波亜紀)

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海釣り 投釣り

渥美半島で投げカレイ釣り

この日の渥美半島は爆風で海は大荒れ。「大熊」状態だ。海面の白波の立ち具合で「うさぎ」→「ひつじ」→「おおくま」と徐々に荒れていく様子が分かる。海難事故を起こさないためにも、波の跳ね具合をしっかり把握し無理な釣りは避けたい。

渥美半島の投げカレイ釣りで36cm頭にイシガレイ3匹 2本ザオで挑戦ポイント図(作図:週刊つりニュース中部版APC・美波亜紀)

今回の釣り座も階段下。ここは180度広く打ち込めるのでカレイに出会うチャンスが増える。けれど足場が少し悪いので、高所恐怖症の私はキャストと取り込みを中原氏に任せ、外道回避のリール巻きなどアシストに徹する。

2本ザオでローテーション

今回は仕掛けのローテーションがキモ。カレイ釣りは置きザオが基本なのだが、暇な釣りではない。遠・中・近とポイントに打ち込んだ後、予備の仕掛け準備が始まる。

渥美半島の投げカレイ釣りで36cm頭にイシガレイ3匹 2本ザオで挑戦タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・美波亜紀)

定期的に私がリールを巻いている間、中原氏はせっせとサオにつなげていない仕掛けにイワイソメとアオイソメをミックス掛け。それを2本ほど用意して、順番に回収したサオへ仕掛けチェンジしていく。このローテでいくと無駄なく攻めていくことができる。数釣りを狙うならぜひ取り入れてほしい技術だ。

36cmイシガレイ登場

さて気になる釣れ具合だが、カレイは謎の多い魚で、いつ時合いがくるか分からない。ひたすら忍耐だ。しかし、私なりの基準は一応あって、一般的な朝マヅメ、夕マヅメではなく、満潮と干潮の前後である潮の変化に注目している。西ノ浜は特に太陽が昇って寒さが緩みだすころに釣れだす釣り場だ。

中原氏のサオにアタリがきたのも太陽がかなり高い位置にきたころ。仕掛けローテの最中にずっしり重みがきた。まずは手堅く34cmのイシガレイがくる。今回も3色のラインだ。急いで他のサオも回収して3色へ打ち直し。時合いの兆候は見逃さず、即対応して数釣りのチャンスを広げる。

渥美半島の投げカレイ釣りで36cm頭にイシガレイ3匹 2本ザオで挑戦投げ釣りで釣れた24cmイシガレイ(提供:週刊つりニュース中部版APC・美波亜紀)

しばらくしてやはりアタリがきて36cmのイシガレイ。サイズアップに中原氏もニンマリ。さらに24cmのイシガレイも追加して時合い終了。干潮後(午前10時18分)にバタバタバタと続いたので、今回はうまい具合に波に乗れた感じだ。

美味しいゲストも期待

欲張らず納竿をして昼ご飯を食べに行く。行きつけのお店「呑海」のご主人が「午後になったら風は収まってくるよ」と言っていたが、食事を済ませて外へ出ると、なるほど収まっている。地元の人の情報は今後の釣りに生かしていけそうだ。

渥美半島の投げカレイ釣りで36cm頭にイシガレイ3匹 2本ザオで挑戦シロギスもヒットする(提供:週刊つりニュース中部版APC・美波亜紀)

カレイを中心に話を進めたが、美味しいゲスト(クロダイ、オオニベ、シタビラメなど)も釣れる場所なので、そちらも楽しみだ。房掛けのイソメにシロギスが掛かる姿も毎年見るが、あんなに小さなボディーでもどう猛だなと感心してしまう。

冬のサーフは今が一番楽しい時期なので、ぜひ釣りザオを持って浜へ繰り出してほしい。

<週刊つりニュース中部版APC・美波亜紀/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
渥美半島・西ノ浜
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年11月18日号に掲載された記事を再編集したものになります。