中級者向け【失敗しないロッドの買い方】 リールを装着して確認する?

中級者向け【失敗しないロッドの買い方】 リールを装着して確認する?

テンションが上がる新しいロッドの購入。しかし、ニューロッドはノリだけで選ぶべからずである。とにかく情報を集めまくって、実機を触って、吟味した方がいい。ここでは釣りに行く前、ニューロッドを選ぶ際に大切な「考え方」、「やり方」について紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ニューロッドはどうやって選ぶ?

新しいロッドを選ぶのは、楽しいと同時に、時間がかかる。筆者は結構パンと選んでしまうが、それゆえに「あーここがダメか」となって、後から悔いることも多い。だからこそ学べた部分もある。今ではあまりニューロッドを選ぶのに軽佻浮薄なことはしなくなった。

では、まずどのようなところを見るべきか。せこいようだが、新商品のリリースサイクルがいつ来るか、ここを確かめたい。あまりリークされない情報だが、知る術もあるのだ。

中級者向け【失敗しないロッドの買い方】 リールを装着して確認する?更新機種、きた(提供:TSURINEWSライター井上海生)

基本は3年?

たとえばS社は、まったくのまったく、ニューリールもニューロッドの更新情報をリークしないことで有名だ。釣具店で聞こうものなら、ちょっと怒られたりする。実は釣具店の人も知らないのだ。勘で喋ってくれる人もいるが、怒る人もいる。それにしてももう少し前までは、温かい店員さんもいたものだが……あーあ、とガッカリするところだ。

裏ワザ

だが更新サイクルを内々に知る裏ワザもある。

それは、メーカーに修理パーツを聞くという方法だ。「このロッドの#1って今、在庫ありますか?」と聞いてみる。在庫がなければ、更新が近い。リールならば、「スプールを買いたいのですが」とか、「この番手って、来年の冬に買えますか?」など聞いて、濁すような答えが返ってきたら、ほとんど間違いなく機種の作り直しがくるという意味だ。

私は、ロッドは基本3年、リールは4年で更新機種がくると思っているので、それを基本に情報を観察している。だから新しい機種を購入するタイミングは、その考えをもとに、メーカーの反応を探ればいい。

買う前に自分の釣りとの相性を考える

最初に小狡いことを言ったが、ここからはもっと確実なニューロッド購入の心構えだ。

新しいロッドを買う前には、自分の釣りとの相性を、まずよく考えなければならない。筆者はライトゲームアングラーで、ほとんどジグ単の釣り。たまにプラッギングもやるという程度なので、アジングロッドならそのような釣りとのマッチングを考える。メバリングロッドはチヌからシーバスまでやるので、バッドパワーとルアーウェイトまで詰める。

もちろんリールをつけて確認

ロッドは、リールと一緒に使うものだ。だから、ニューロッド購入にあたっては、自分が使用しているリールとのマッチングを見るのも重要だ。アジングロッドは先重りするのはあまりよくないと一般に言われるので、たとえば「感度が上がる」と言われる軽すぎるロッド、軽すぎるリールとの組み合わせが正解ともいえない。

中級者向け【失敗しないロッドの買い方】 リールを装着して確認する?リールとの関係もチェック(提供:TSURINEWSライター井上海生)

これはたとえばショアジギングでも、同じだろう。ジグを跳ね上げさせる釣りなので、あまり先重りしすぎると辛い。実は軽すぎるリールより、手元に重心がある程度残るくらいのリールをつける方が、単にリールのグレードが上がるよりも大事なのだ。

保証書の有無

ロッドには保証書が付くことが多い。「1年以内の破損ならば、これくらいの額でロッドを直しますよ」という保証書だ。ここも見ておこう。メーカーによっては、まったく付かないこともあるのでご注意を。

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