8月後半、小潮。釣具店で青ケブ(アオイソメ)100gを購入し、釣り場へと向かった。今回は以前よく釣行した白洲灯台周辺(北九州市小倉北区・藍島沖)でのボートキス釣りだ。
当日のポイント
ここに来たのは10年ぶり。
当時は22cm前後の丸々と太った良型が7~9月には入れ食いした場所だ。
風が少しあるのでシーアンカーを入れての流し釣りだ。
場所は藍島と白洲灯台の中間で、水深は7~10mと浅い。海底は砂だ。
航路から外れているため、そばを大型船が通るようなことはない。
浅瀬が点在しているため遊漁船もこの周辺はさけて通る。そのため安全に釣りができる釣り場なのだ。
大事なのは潮流の向き
関門海峡周辺で釣る場合に最も大切なことは、釣り場が東流れ・西流れのどの潮で釣れるのか知っておかなければならない。
この場所は東流れの釣り場で、西流れではあまり釣れない。というよりも、釣ったことがない。
その理由は、東流れの場合の潮の方向は、藍島と白洲灯台の間を通って小倉方面へと流れていく。しかし西流れの場合はその逆で、小倉方面から藍島と白洲灯台の間を通って流れていく。
なぜここに灯台が建っているかというと、灯台周辺は浅瀬が多く点在していて危険だからだ。
魚釣りに熱中していると船が浅瀬に乗り上げてしまうことになる。そのため私はここでキスを釣るときは灯台から離れていく潮(東流れ)でしか釣らないように決めている。
オリジナル仕掛け
仕掛けは、私オリジナルのキス専用仕掛け、名付けて『キスまっしぐら』だ。
赤色のビニールパイプを1cm程度切り、発光玉2号とガラス・ビーズ玉(赤・小)をハリス1.5号に通し、ハリはキス競技用8号、2本バリ。
この仕掛けだとキスがいれば必ず、100%ハリ掛かりする。エサは小さめの青ケブを用意した。
釣り方
まずエサは長くつけず、ハリから1cm程度出るようにすること。
エサが長過ぎると、エサばかり取られてしまうからだ。
逆に短過ぎるとエサが動かないので、誘いがないため食いが悪くなるのだ。
船から軽く投げ込み、オモリが着底したらイトフケを取ってゆっくり手前にサビきながらアタリを待つ。
ツーン、ツーンとキス特有の小気味よいアタリがあれば、すぐにアワせずにイトを少し送り込んでやり、食い込みやすくしてやることが大切だ。
2~3秒待って、ゆっくりサオ先を手前に寄せたとき、再びツーン、ツーンとアタリがあれば、軽く手首でアワセを入れてやると、この時点でキス1尾ゲット。
もう1本ハリがあるのですぐに仕掛けを上げることなく追い食いさせてダブルで釣り上げるようにすること。
この釣り方を守って釣れば、すぐにクーラーの中はキスだらけとなること間違いなし。