8月27日~28日、同じクラブの皆川さんと、南紀白浜の四双島へタマミ(タマン)狙いで釣行した。残念ながら大きなバラシもあったが、本命1匹にウツボなどをキャッチした釣りの模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)
タマミ(ハマフエフキ)とは
数ある投げ釣りのターゲットの中で、アタリが大きく暴力的な引きを見せる最もスリルのあるターゲットはタマミ(ハマフエフキ)だろう。この魚は黒潮の影響を受ける太平洋岸の水温の高い海域に生息している。沖縄では『タマン』と呼ばれ人気のターゲットだ。
関西圏では南紀一帯で狙うことができるが、中でも高確率な場所が白浜町の沖磯。四双島、塔島など、平らで足場のいい磯にあがり、夕方から朝までの夜釣りで狙う。
四双島で投げ釣り
8月27日の昼過ぎに、堺市の私の自宅に皆川さんが迎えにきてくれて出発。エサはイカの短冊やゲソで、事前にスーパーで買ったものを用意していて、釣具店には寄らずに一気に白浜まで走った。
午後5時に南紀マリーナから渡船に乗り、四双島に渡る。早速2人で4本の竿を並べた。
タックル
本日は大型タマミ狙いということで、硬調子の投げ竿4.25m、イシダイ用のパイプ天秤に瀬ズレワイヤー38番を1.5m接続し、オモリは25号。ハリス30号にタマンバリ22号を結んだシンプルなものだ。
竿を三脚にセットした後は、竿が飛ばされても海にダイブしないように尻手ロープを結び、ロープは磯に打ち込んだハーケンにつないでおく。竿先にはケミホタルも装着。暗闇の中でぼんやり光る姿を見ていると、いやが上にも期待度が高まる。
早々に本命タマミ登場
するとまず午後9時過ぎに私の竿がロケット発射。尻手ロープがピーンと張り、三脚の上で竿が躍っている。ダッシュで駆け寄り大アワセ。腰を落とさなければ、体を持っていかれそうになる暴力的な引きが伝わる。太い仕掛けにモノを言わせて強引に間合いを詰める。やがて姿を見せたのは金色がまぶしい綺麗なタマミの魚体。磯が低いこともあり一気にぶり上げた。
タマミは群れで回遊すると言われており、皆川さんも私も新鮮なイカに付け替えて打ち返す。