伝統釣法『船テンヤマダコ釣り』の魅力10選 初心者でも大型率高し?

伝統釣法『船テンヤマダコ釣り』の魅力10選 初心者でも大型率高し?

先日妻と浦安の船宿から乗合船でマダコを釣りに行ってきた。数年前とは違い、私達2人以外は全ての釣り人がエギを使用したタックルで驚いた。最近は初心者もエギから入門することが多いようだが、ここでは独断と偏見で手釣りでのテンヤの10個のポイントとしての魅力を伝えたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

アバター画像
藤倉聡

主に東京湾、駿河湾(沼津近郊)で釣りをしています。釣りインストラクター東京(JOFI)と千葉(COFI)に所属。インド料理作りにも夢中です。

×閉じる

船釣り エサ釣り

初心者にもおすすめな理由

上記の魅力に加えて、筆者が感じるテンヤの魅力も付け加えておこう。

手軽さ

まずは何といっても竿やリールを使用しない手軽さが挙げられる。タックルも基本的にはレンタルが主流なので、荷物も少なくて済み前日急に釣りに行きたくなってもクーラーボックスと指サックのみで気軽に行けるのが魅力的。

伝統釣法『船テンヤマダコ釣り』の魅力10選 初心者でも大型率高し?用意するのはクーラーと指サックだけ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

ベテランの中には自作のテンヤを使用する人もいるが、こちらも基本的には市販品で充分。レンタルなので帰宅後の手入れも不要なので楽ちんだ。

難しいベイトリールを使わない

現在タコ釣りで主流のエギを使用した釣り方の場合、リールはパワーのあるベイトリールを使用するのが一般的だ。しかし、このベイトリールは初心者には扱いが少々難しい。特にキャスト時に慣れていないとバックラッシュ(イトがらみ)することもよくある。その点リールを使用しないテンヤでの手釣りはそのような心配は皆無で、初心者に優しい釣り方である。

ダイナミックなアワセ

タコが完全にテンヤに乗ったと思ったら、海面近くまで手を伸ばした後思いっきり頭上に向けて「これでもか」という位に大アワセ!このようなアワセをする釣りは他にあまりない気がする。まさに手釣りのテンヤならではのアワセ。そして、タコが掛かった時に指先に感じるズシっとした感触がやみつきだ。

運7割り腕3割り

昔からテンヤのマダコ釣りはビギナーズラックが起こることが多いと言われている。運7割り腕3割りとも言われており、胴の間(船の座席で真ん中辺)の初心者が竿頭なんてこともよくあること。

筆者はテクニカルな釣り物の代表格なカワハギやタチウオ釣りも好きだが、「運」頼みのマダコ釣りもまるで宝くじの様で凄く楽しいと思っている。

人の行く裏に道にあり花の山

現在乗合船ではエギの釣り人が多い。だからこそ、他の釣り人達とは釣り方の違うテンヤで狙えば一人爆釣なんてこともありあえるかもしれない。

伝統釣法『船テンヤマダコ釣り』の魅力10選 初心者でも大型率高し?一人爆釣も夢じゃない?(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

筆者は長く投資の世界に携わってきている中で、よく耳にする格言に「人の行く裏に道あり花の山」というものがある。これは「マーケット(株式市場)で利益を得るには、多勢とは逆の行動をとるべし」という意味だが、釣りにも置きかえることができる気がしてならない。

まとめ

子供の時のタコ釣りのイメージは「ブルブル」と言ったアタリがある訳でもなく、掛かってからも「グングン」と引くわけでもなさそうなので 全く興味が湧かなかった。しかし実際やってみるとテンヤのマダコ釣りは独特の釣趣で魅力が沢山あった。是非エギだけではなくトラディショナルな手釣りのテンヤにもチャレンジして頂きたい。きっとその魅力にハマるはず!

<藤倉聡/TSURINEWSライター>