独身時代との圧倒的な違いを実感する瞬間、それは「新米パパになった瞬間」といっても過言ではありません。若かりし頃の筆者が、新米ママとなった妻とできるだけ衝突せずに釣りに出かけた裏技を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
育児しながら釣行する裏技
極論からいうと、めでたく新米パパになった暁には釣りの回数を極力減らすということが大前提。「家庭を持つ」「親になる」ということは、自分のために使える時間が大幅になくなってしまうということを意味します。しかし、それでも、です。努力と工夫?を重ねれば、月に1回、あわよくば2回位は何とか!
妻の好きな魚を釣りに行く
1つ目の裏技は単純な発想「妻の好きな魚を釣りに行く」。逆に妻が「アジのナメロウが食べたい」とか言ってもらえればしめたもの。こういうケースは大手を振って釣りに出かけられますよね。しかし我が家の場合、この「アジ」にあたる部分に大きな問題がありました。釣り人の妻は、結構舌が肥えているケースが多く(釣り人あるある)、我が妻もまた同様。
私は釣り駆け出し時代、できるだけスーパーでは手に入りにくい魚を求めて釣りにでかけることが多かったため、いつしか妻がリクエストする魚は、伊豆キンメ、アブラボウズ、白子が入ったマダラ、秋以降に釣ったワラサといった、破格の品々ばかり(汗)。なかなか「はいそうですか」とはいきませんでした。
ま、我が家庭の事情はさておき……有効な裏技の1つとして、心に留めておいていただければと思います。
有休取得で平日に釣りに行く
有給休暇。自営業をされているアングラーの皆さんすいません。サラリーマンである筆者、労働基準法で定められたこのシステムを多々悪用、ではなく、利用させていただきました。自分の自由な時間を作る、という視点のみで考えれば、「平日に有給休暇を取得して釣りに行く」は、子供の夏休み期間などを外せばかなり有効。
さらに付け加えると、「明日急遽休めることになったので釣りに行ってくる」と、相手(妻)に考えさせる隙を与えないことで、完璧に遂行できました。「急きょ」というワードにイマイチ罪悪感があったのですが……、「偽りと嘘に大した違いはない」とある有名作家の小説にあった1フレーズ。私の「伝家の宝刀」はきっと前者、なのかなと(汗)。意味が分からなかったならすいません。少々罪意識があるので、わざと曖昧にまとめています。
「伝家の宝刀」は必要最小限に。せめて雨の休日は、家事などの家の仕事を積極的にこなしてポイントを稼ぎましょう、ということで。
子供と一緒に釣りに行く
これ、私が考える「釣りに行く最強の裏技」。というより、「正攻法」と言って良いかもしれません。妻は新米ママ当時、とにかく1人の時間がほしかったそうです。釣り好きパパの「釣りに行きたい」とは、もはや次元が違いますね(汗)。
子供を釣りに連れて行くということは、お金も余計にかかってしまいますし、苦労も多いです。しかし、それ以上に我が子と一緒に行く釣りは「かけがいのない思い出」となってくれることでしょう。釣りという趣味が「武器」にかわってくれる、数少ないシチュエーションです。