大田尾漁港(熊本県宇城市)の夜釣りで、セイゴやヒラなどが釣れている。8月24日に釣行した時の様子をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
セイゴの釣期
大田尾漁港のセイゴは、おおむね1年を通して狙えるが、数が望めるのは夏から秋。イソメなどをエサにした電気ウキ仕掛けで狙うのが一般的な釣り方だ。序盤のサイズは25cmほどあり、1人4~5尾釣れる。次第に数は減っていくものの、徐々にサイズアップ。秋には50cm前後のフッコや70cm級のスズキが交じりだすパターンが多い。
例年との比較
今年は出足こそよかったものの、7月後半から下火。まるで釣果に急ブレーキがかかったように釣れなくなった。原因は水温上昇による赤潮ではないだろうか。
適度な雨などで好転
好転したのは8月のお盆を過ぎたころから。適度な雨やシケで海がかき混ぜられたのか、セイゴのエサになるベイト(小魚)が戻ってきた。これを好物とするセイゴも同時に帰ってきたように思える。
真っ暗な場所
この日は午後8時ごろに現着。いつもなら外灯下に釣り座を構えるが、ベイトがいない。そこで波止を少し歩くと、真っ暗な場所にベイトを発見。ここに腰を下ろし、準備に取りかかった。ウキは遠近自在に探れるLFスマート、ハリは細身でムシエサが弱りにくい速手チヌを選択。
アオムシは切らずに1匹掛けにし、タナを1ヒロほど取ってサオ下から探りを入れた。好調時なら2~3投目にアタリが出るが、まったく反応はない。
浅場でヒット
釣り開始から1時間ほどが過ぎ、釣果を諦めかけた時だった。沖にアカエイが大ジャンプ。そこで攻めるポイントを波止際の浅場に変更。これが的中したのか、30cm前後のセイゴが掛かり、同型のヒラもきた。
カサゴ交じり
その後も同じ要領で波止際を攻め続けた。アタリの間隔は遠いものの、カサゴも釣れ始め、退屈しない程度にサオが曲がる。そのうえ、大型の魚がギラッと光る。おそらくスズキだろう……。