夜の沖磯でのブッコミ釣りで75cm5.8kgアラ(クエ)堂々浮上に歓喜

夜の沖磯でのブッコミ釣りで75cm5.8kgアラ(クエ)堂々浮上に歓喜

7月22日、鹿児島県肝属郡肝付町・船間漁港の沖磯へ、夜釣りに出かけてみた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)

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海釣り 磯釣り

沖磯でブッコミ釣り

午後4時、渡船の治見丸は10人を乗せて出港。南下すること約20分、船長任せで上げてもらったのは「飛横」という釣り磯。ここは初めてなので、高い場所から海溝や沈瀬を探すが見当たらないので、船着きに釣座を構えた。

夜の沖磯でのブッコミ釣りで75cm5.8kgアラ(クエ)堂々浮上に歓喜「飛横」での釣座(提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)

この日の狙いはシブダイ。シブダイは海底付近に生息しているので、そこに良く効くように意識したまきエサを作る。まきエサバッカンにチヌ用の底攻めズドン1袋と制覇チヌを1袋加える。そして、オキアミ生1角を刻んで粘りが出るまで混ぜ合わせる。バケツに海水をくんだらボイル1角をひたし、海水を吸わせて沈むようにする。

まきエサバッカンのまきエサと、沈むボイルを同時にまき、シブダイがいる海底まで届ける作戦だ。これが前半用で、同じものを後半用に作る予定だ。つけエサは生イキくん(2L)と生イキくん海えびを準備した。

フカセ釣りとブッ込み釣りの仕掛けを作り、暗くなるまで日陰の岩場で仮眠。涼しくなり目が覚めると、辺りはすっかり暗くなっていた。

ブッコミ仕掛けに重量感

8時から釣り開始。フカセ釣りの仕掛けをサオ3本ほど沖に投げると、ウキのトップの灯りが磯ギワに寄せながら左にゆっくり流れる。ブッ込み仕掛けも沖に向かって投入し、オモリが着底してからリールのミチイトをゆっくり巻き、ミチイトがピンと張ったところでハンドル止める。カウンターは25くらい。つけエサは小イカの丸掛け。当て潮が仕掛けを磯ギワに押し戻すからミチイトがゆるむ。

まきエサが効いてきたのか、フカセ釣りではアカマツカサやウミゴイが釣れるが、本命のシブダイのアタリはでない。

夜の沖磯でのブッコミ釣りで75cm5.8kgアラ(クエ)堂々浮上に歓喜タックル図(作図:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)

ブッ込み仕掛けはどうだろうか?見に行くとゆるんでいたはずのミチイトがピンと張っている。サオ先も少し海底に向かって曲がりぎみだ。サオ受けからサオを外し、リールを巻くと重たくて巻けない。根掛かりしたか?

リールのドラグをきつく締めて、サオ尻を腹に当てて絞り上げると1~2m持ち上がった。そして次の瞬間、下に向かってググっと引っ張られた。魚が掛かっている。

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