7月の下旬になり、紀北の雑賀崎漁港では、夏の風物詩のカマスが釣れはじめた。まだ、群れは小さく、日ムラがあるが、アベレージサイズは25cmほどで、30cm近い良型が混じって来る。釣って楽しい、食べて美味しいカマスをルアーで狙おうと思い、7月31日に釣行してみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター谷口墨人)
雑賀崎漁港でルアー釣り
当日、紀北の雑賀崎漁港には午前3時すぎに到着した。朝からかなり蒸し暑いが、上空には星空が輝き風も無風なので、絶好の釣り日和となりそうだ。
潮は大潮で、もうすぐ満潮を迎える。雑ケ崎漁港の白灯波止の先端部が空いていたので、そこにエントリー。夜明けころのカマスの時合いまではまだ時間がある。夜間はタチウオの回遊があるかもと思い、ジグヘッド+ワームで狙ってみた。
夜明け前はタチウオ狙い
16gのジグヘッドに、3.5inchのシヤッドテールのピンクをセット。ジグヘッドの上にケミホタルを装着し、できるだけ遠くに投入。ボトムを取ってから、ゆっくりと、スローワインドでシャクり始める。
しばらく投入を繰り返し、ボトムから表層まで探るが反応がない。夜明け前となり、タチウオの回遊はなさそうなので、本命のカマス狙いに変更。ジグヘッド+ワームで狙ってみた。
カマス狙いに転戦
5gのジグヘッドに、パワーシヤッド3inch(ピンク)の頭をカットしてから装着。カマスはマヅメ時には表層から中層を回遊するので、引きながらトゥイッチをいれる誘いをかけて、表層から中層を探ってくる。
午前4時30分をすぎ、夜が明けてきた。この頃になると、カマスの回遊が始まるのだが、ルアーには反応がない。港内側の数人のルアーマンにも反応がなさそうだ。
諦めかけた5時ごろ本命登場
とうとう5時前に完全に夜が明け、今日は回遊がないのかと諦め半分になっていると、港内側のルアーマンが25cmほどのカマスを釣り上げている。やっと回遊が始まったかと思い、気合いを入れてシャクッていると、表層でガッーンとバイト。アワセを入れて寄せにかかると、右に左に走りまわる引きが心地いい。引きを味わいながらキャッチしたのが、26cmの良型カマス。
気をよくして投入すると、また表層でガッーンとバイトしたが、すぐに軽くなりフックアウト。諦めずにまたシャクリ始めると、またガッーンとバイト。今度はうまくハリ掛かりし、25cmのカマスをキャッチ。カマスは貧欲で、バラしてもルアーを追ってくる。