春のメバルのピークは3~5月頃だが、梅雨前までもまだまだ狙える魚である。今回は水温が上がり海藻が増えてきたエリアでのフロートリグでの釣行をレポートしていく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
水温が鍵の梅雨メバル釣り
冬のイメージが強いメバルではあるが、サイズを問わなければ通年釣れる魚ではある。ではあるが、水温上昇に伴いどんどん涼しい深場へと移動してしまうため夏時期は釣りにくくなり、オフシーズンに狙う意味はあまりない。
そのメバルがまだギリギリ手の届く範囲に残っているのが梅雨ごろである。目安としては水温20℃位まではまだメバルが狙えるだろう。それよりも暑いエリアはメバルの群れが抜けてしまっている恐れがあるので、ある程度水深が保たれるエリアや冷たい水が降りてくる河川の河口域に狙いを絞った方が良いだろう。
海藻が増えるシャローを狙う
水温が上がると海藻に覆われるエリアが増えてくる。海藻自体はメバルの棲家兼エサ場になるので好ましいのだが、多すぎると釣りにならないということもしばしば。手前の浅場は海藻だらけなので、ちょうどいい水深までリグを飛ばすためにフロートリグで狙っていく。
フロートリグでメバリング釣行
5月24日は小潮で、満潮は17時過ぎ。完全に暗くなった8時半ごろに釣りを開始した。とりあえず海藻を避けて沖に投げて表層をサーチしていくと、アジが掛かった。
沖の表層付近はアジが群れていて、何かしらのベイトが居ることはわかった。しかしアジがアタるばかりで肝心のメバルの反応がないので、狙う場所を足元の海藻帯ギリギリにして探る。
コツッと押さえ込むアタリに反射的にアワセを入れたが、勢いよくドラグが引き出されあっという間にバレてしまった。回収するとスナップは半分伸ばされ、ハリも伸びていた。中型のヒラスズキか、はたまた巨メバルか……。悔やんでも仕方ないので焦りながらリグを組み直す。