手軽な釣りの人気ナンバーワンといえばサビキ釣り。今まさに港や岸壁、海釣り公園などにアジが群れで回遊して釣れまくる時期の真っただ中。だれもが釣りやすいところから、夏のイベントにもぴったり。釣りが初めての人を連れて行くにもよし、ファミリーフィッシングにもよし。次の休日は仲間を誘って行ってみよう。
キホンの釣り方
まきエサがカゴから海中に拡散するようにサオを大きくシャクる。
この時注意することはまきエの帯の中に仕掛けが入っているように心掛けること。
下カゴならまきエカゴ、上カゴならオモリを一度底に着けて、サオで少し持ち上げる感じで浮かせる。底にカゴやオモリが着いたままの状態では、仕掛けが緩んでいて魚がハリを食っていても反応が伝わりづらい。
ここで注意したいのは底にカゴを着ける時間をできる限り短くすること。底に岩などがある所では根掛かりの原因になる。
魚が食ったら大きくサオをシャクってアワせることが基本だが、魚の活性が高い時は、そのままゆっくりと海面まで仕掛けを上げて取り込んでもいい。
慣れれば、1尾掛かっても、仕掛けを上げることをちょっと待つ。この間に掛かった魚が暴れるため、仕掛けのハリ部分も動いてほかの魚への誘いになり、追い食いさせることができる。
5本、6本のハリ全てに魚が掛かった姿は、サビキ釣りの醍醐味(だいごみ)だ。
沖を狙う投げサビキ釣り
ウキを使って少し沖へと投げてもいい。
海に投入された仕掛けが海中に入り、勢いよくウキの浮力で持ち上げられるだけでまきエサが拡散される。少し待ってウキに反応がない時にはまきエサがカゴから出るようにサオをシャクる。
魚がハリに掛かるとウキが不規則に動くのでサオを大きくシャクってアワセを入れる。
魚を釣り上げたら
釣り上げた魚は直接触ってハリから外してもいいが、ヒレで指を傷つけることもある。できれば魚つかみやフィッシュグリップを使用したい。
まきエサのアミはバケツに入れて保管していると、足元を汚すことが少なくなる。
手を洗うための水汲みバケツ(ロープが付いたバケツ)もあると、足元に散ったまきエを帰りに流すことができるので便利だ。
子どもたちと釣りの思い出作りにぴったりな釣りがサビキ釣りだ。