メバルが終盤に突入する。このシーズンはアジングメインの筆者もメバルを優先的に釣った。かなり反応が良く、サイズは尺を超えられなかったが、数が釣れたのが楽しかった。大阪湾沿岸では全体的にアタリ年だったと聞く。個人的に今期のメバリングを総括したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
メバルのアタリ年
2021年10月下旬にメバルの福音が鳴った。最初は小型。
マイクロタイラバなど、新奇のルアーをメバルらしい旺盛な好奇心で突いてきたのもほほえましい。
この冬はずっと暖かくきていて、ガツンと冷え込むタイミングがあった。その潮周りでメバルが一時隠れてしまい、そこからプレッシャーがかかったまま新年1月2月の厳冬期を迎えてしまった。
しかし、4月5月から再び動き出した。GW後もまだ大型が連発している。アタリ年だ。
序盤のパターン
適水温14℃の上をさまよっているあいだは、メバルの反応が判然としなかった。とにかくオープンにサバが多いので、連中に若干ビビっていた印象もある。しかし11月のわりと肌寒くなってきた頃に、キワの巻きパターンで出始めた。ジグ単0.75gを基準に、2inch前後のワームをリトリーブ。
デイのボトム上や、ナイトもプレッシャーがかかって少し落としたところでメバルが食うことがよくあるのだが、パターンは決まりきってナイトの表層リトリーブ一つだった。
このときは、まあまあかなという感触だったと思う。辛くも10尾釣れた日もあったっけ?よく思えば、悪くはなかったのだ。しかし、終盤に抜群のアタリが来るとは思わない。
中盤厳冬期のパターン
息も凍る真冬。体感温度は0℃台。水温11℃までは頑張って釣ったが、私は昨冬は早めに納竿した。確か3時間やって1尾カサゴの日があって、そこでこの冬のメバルは一度休みだと思ったのだ。悟り澄まし。潔し。それもなんだかつまらないみたいだが、経験がものを言った。「もう釣るな」と。
唯一確認できたパターンは、表層のアミパターン。0.2g、0.4gのアジング用のヘッドを持ってきて、表層にワームを放置。これでいくらか釣れた日もあった。
休閑期にしっかりと休むことも大事
厳冬期の1月~3月はあえて釣りをしなかった。要らぬケガをしたくない。水温は気にしていたが、まったく動かず、春を待った。TSURINEWSさんから、「この時期は釣行レポートが集まりにくいんです」と言われたこともあった。まあ、そうだろうな。
しかし休閑期にしっかりと休むことも釣りと言える。アタリがないのに釣りをしているのは辛い。釣りが嫌いになるくらいなら、休んでイメトレするほうがいい。