金魚のルーツはフナ 品種改良がメダカよりも難しい理由とは?

金魚のルーツはフナ 品種改良がメダカよりも難しい理由とは?

様々な見た目の品種が存在する金魚。でも元々自然界に存在していた種ではありません。今回は金魚のルーツを探ります。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

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サカナ研究所 その他

最近はフナと交配

近年では、様々な見た目を持つ金魚に、原種に近いフナを掛け合わせた「杭全鮒金(くいたふなきん)」の人気が高まっています。

遺伝子というのは難しく、近縁同士の親から生まれる子は体が弱くなっていく傾向があるため、定期的に違う遺伝子をいれていかなければなりません。

その中で、原種に近いフナの遺伝子を入れることで、自然界でも繁殖できるような丈夫な体と、ユニークな模様が金魚マニアの中で人気になっているようです。

品種改良がメダカよりも難しい

この話を読んで、金魚の品種改良をしてみたいと思った方もいるかもせれませんが、これはなかなか簡単なものではありません。

最近だとメダカの養殖が密かにブームとなっていますが、金魚はメダカほど早く成長するわけでもなく、産卵のスピードも早くないため、一世代を築くのにかなりの時間を要します。

その中で、新しい要素をもった金魚は簡単に出てくるわけでもありません。

そんな簡単に突然変異が起こってしまったら、100種類なんてとっくの昔に超えてしまっているでしょう。美しい金魚が今存在しているのは、忍耐強く飼育してくれたブリーダーのおかげなのかもしれません。

<近藤 俊/サカナ研究所>