4月後半を過ぎて気温はもはや初夏。釣りには行きたいが暑すぎてそんな気力も奪われていた。そんな中、友人から「サーフウェーディングでマゴチでも狙いながら涼もう」と電話があり、嫌々ながらも鹿児島県北西部を中心にランガンすることとなった日の話をしたいと思う。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野口昭伸)
当日の状況とタックル
当日はGW真っただ中。各所で潮干狩りやファミリーでの海水浴を楽しむ姿が見受けられ、人気を避けた場所を探しながらの釣行となった。新月大潮で15時直前が最干潮。お昼ご飯を済ませて13時からエントリー。
日差しは強く気温も暑いが、海水温はまだまだ冷たく感じるレベル。鹿児島県出水市~薩摩川内市までの予定でランガンすることにした。
使用タックル
タックルは、19セフィアSS 86M、19ヴァンキッシュC3000SDHにPEライン0.8号、リーダー3号のセッティングで挑んだ。
ゴミ多くポイント移動
最初のポイントはそれなりに遠浅で、底は砂泥だった。全体的にゴミや草木が多く、毎投絡んでくる。それ以外特徴はないポイントで、ストラクチャー、ブレイクもない。
あまりにも特徴がないポイントだった上に、草木等で釣りにくいので移動することにした。
派手なカラーへチェンジ
2番目のポイントは河川の流入から少し距離があり、ワンドになっていた場所。下げ潮とワンドの形状のせいか、潮が複雑に絡み、ヨレていた。更にブレイクもあり、シーバスの期待度も上がる。
ワンドの深場を探っていると相変わらずゴミや草木がルアーに絡んでくる。ここでもしばらくアタリがなかったためルアーチェンジすることに。お気に入りのマナティー90パールホワイトからビーチウォーカーハウルのピンク系ラメ入りシャッドテールへ変更。先ほどの箇所同様濁りが入っていたため、カラーは派手に、そしてピンテールからシャッドテールに変えたので、波動でのアピールも忘れない。
ブレイクの際で55cmヒラメ
変えたルアーに、3cmのマゴチやシバエビがフックに掛かっていた。ワンドの深場がベイト溜まりになっていたのだろう。次はブレイクラインのキワを狙おうと、対岸側の駆け落ち部にキャストして巻き出す。
と、すぐにその駆け落ちでヒット!「グン!グゥーン!」と気持ちのいいアタリと重さである。マゴチのアタリは久々で、5年振りである。「さすがマゴチ。良く引くなぁ……」と感心していたら、草木と一緒に寄ってきたのは良型のヒラメ!
一気にテンションが上がり「絶対にバラしたくない」という気持ちが更に自分を焦らせる。ルアーにゴミや草木が巻き付いている上にリーダーは3号。丁寧に処理し無事ランディング。計測すると1.5kg、55cmだった。