新型コロナウィルスがまん延する昨今。お手軽なアウトドアとして釣りが再注目されはじめている。その中で都会でも、山奥にも位置するマスの管理釣り場が注目されている。お手軽アウトドアのエントリーゲートとも言える管理釣り場のマス釣りについて解説していこう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
前日まで確認すること
管理釣り場にチャレンジする上で外すことができないのが、天気情報である。基本的に魚釣りをする上で最もいいのは大気のプレッシャーが下がる低気圧が掛かる状態であるが、折角の釣りに雨はつらい。しかし管理釣り場は平均的に天気がかわりやすいと言われる山間部であることが多く、通常の気象情報に加えて雨雲レーダーや気圧配置の変化まで見ておくことを勧める。
また、天候に加えて風にも注意したい。普段は気にしないような風であっても比較的軽い仕掛けやルアーを扱うエリアフィッシングでは思わぬ方向に飛ばされてトラブルの原因となりかねない。
釣行時の服装
釣行の際の服装であるが、基本的に汚れたり濡れたりしても大丈夫なものを着用するのがベストである。極力半袖のものは避ける方が望ましい。釣りバリでの思わぬケガを避けることができることと、山間部ではハチなどの被害を避けることの意味で、夏の場合はスポーツ用のアンダーシャツを着用するなどがおすすめである。
また早朝や夕暮れ時は気温の変化が大きい場合もあるので、パーカーなど一枚羽織れるものがあるといいだろう。服装と共に準備したいものとして帽子とサングラスも用意したい。釣り場によってはレギュレーションに定めている場所もあるので必ず準備しておきたい。
飲食物も忘れずに
飲食物に関しては特に水分を中心に手軽に食べられるものを携行することがおすすめだ。夏に近づくにつれて気温の上昇とともに熱中症の危険性も視野に入れる必要がある。基本的には500mlペットボトル2本程度をベースに天候を考慮して持参する量を調整して貰いたい。
食事に関してはしっかり休息を取る意味でも携帯性に優れたおにぎりやサンドイッチなどが便利である。多くのエリアでは休憩所が設けられており、無料のお湯も準備されていることがある。そのような場所ではカップ麺やスープを持参しておけばより一息つけること請け合いである。
現地レストランの活用も
食事に関しては持参することでピクニック気分も味わうことができるが、管理釣りでは釣りたてのマスを食べることができるレストランが併設されている所もある。なかなか食べることができないマスのアライや手間のかかる甘露煮など現地ならではの味が楽しめるのもエリア釣行の魅力である。
釣具はレンタルでOK
釣具やエサはエリアでレンタルすることも可能である。エサ釣りの場合、釣りザオと仕掛けがセットになったもので数百円程度でレンタルできることが多く、予備のハリやウキは売店で購入することが可能なことが多い。
エサも基本現地購入できる。主にイクラやブドウムシなど定番のマス釣りのエサが300~500円程度で販売されている。
クーラーボックス
クーラーボックスは基本的に小さな5L程度のもので十分である。釣り取り式のエリア以外、特にルアー釣り場などではレギュレーションで持ち帰り尾数が定められていることもあり、それ程大きなものは必要ない。
特にこれからのシーズンは飲み物を保冷することもできるので、ペットボトル氷を同時に作って持ってクーラーボックスに入れておけばいい。暖かくなるにつれ氷も解けやすくなるので、現地で追加の氷が購入できるかは事前確認が必要だ。
荷物はコンパクトに
これらの準備物は極力コンパクトにまとめること心掛けたい。例えば休憩のためのベンチシートや羽織るための服など軽いものは風で飛ばされることもあるので注意が必要である。また服装だけでなくバックも汚れてもすぐに落とせる防水タイプのアウトドア用トートバッグなどを利用するといいだろう。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>