海上釣り堀でマダイを夫婦で5匹 状況に合わせた釣りでプロセスを堪能

海上釣り堀でマダイを夫婦で5匹 状況に合わせた釣りでプロセスを堪能

3月25日、三重県・南伊勢町の海上釣り堀に釣行した。釣り日和でも、気温の変化による環境の変化で渋い状況だったが、夫婦でなんとか5匹キャッチ。プロセスを楽しむ釣りができたのでリポートしたい。

三重県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

アバター画像 TSURINEWS編集部

海上釣り堀 海釣り施設

南伊勢町の海上釣り堀へ

以前、初夏のころに三重県・南伊勢町の海上釣り堀に釣行した際、小魚が群れていてエサの練りエサが使えなかったことがあったため、この時期に行ってみようと妻と3月25日に釣行した。

最近は気温が上昇して気温は10度以上。自宅周辺の桜は開花し、真冬の寒さが緩和され、釣りに行きたいという気持ちを後押してくれる陽気となった。

海上釣り堀でマダイを夫婦で5匹 状況に合わせた釣りでプロセスを堪能タックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

自宅を午前1時に出発。玉城インター近くのエサ市場えさきちでエサを購入して釣り堀へ。エサ店はエサを買い求める人であふれていた。

受け付けを済ませ、道具持って乗船する。ほとんどが貸し切り客だが、乗り合いの客8人が1つのイケスに集められた。釣り座は移動前にくじ引きで決める。私たちは2番イケスに上がり、テント側に釣り座を取った。

穏やかな釣り日和

準備ができた人から釣り開始となる。私たちは準備してきたので、早々に釣り始めることができた。釣り堀の経験が浅いのかイケスで仕掛けを作っている人もいたが、開始が遅くなる。

朝一番はプレッシャーがないため魚の警戒心が薄くよく釣れることが多い。貴重なタイミングなので、この好機を逃さないためにも仕掛けは現地で作らず、ある程度作成しておくことをお勧めする。

海上釣り堀でマダイを夫婦で5匹 状況に合わせた釣りでプロセスを堪能日中は気温が上がったが朝は寒かった(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

天気は晴れだったが、少し曇り気味で気温は5度。朝はやはりまだ寒い。それでも風はなく、穏やかな釣り日和だった。

イケスの中にはメダカよりひと回り小さいトウゴロウイワシの稚魚が回遊していたが、小型なので練りエサを捕食することはなく釣りに影響はなかった。これが成長すると、初夏には練りエサを捕食して釣りの邪魔をするようになる。エサ取りの小魚を避けるという意味では、この時期がベストかもしれない。

タナ&エサ変えてマダイ手中

最初はタナ5ヒロ(7.5m)で練りエサを中心に使っていたが、反応が全くなかった。周囲で釣れた人は5ヒロより深いタナで釣っているので1m深くしてみたが、それでも反応なし。

練りエサを諦め、虫エサ、シラサエビ、カラス貝をローテーションしながら試してみると、妻のタックルのウキが大きく引き込まれた。少し待ってからアワセを入れてハリ掛かりを確認。1匹目の良型マダイをキャッチした。

春先で水温が低いため、マダイは8.5~9mの深いところにいるらしい。また、連日使われている練りエサは擦れているのか種類を試したが全く反応がなく、シラサエビ、イワムシ、カラス貝、冷凍カメジャコに興味を示した。意外にもクロダイ釣りで使うカラス貝に最もよく反応を示した。

海上釣り堀でマダイを夫婦で5匹 状況に合わせた釣りでプロセスを堪能きれいなマダイをキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

全体的に反応が悪く渋い状況だったがなんとか当日のパターンをつかみ、少ないアタリを確実にものして数を重ねた。

青物はノーヒット

日中は釣り日和だったが、午前10時を過ぎると日差しが強い分、心地いいを取り越して暑くなってきた。ウインドブレーカーを脱いでも暑い。日差しは予想以上に強いが、風はサラッとしていて涼しく心地良かった。

青物が放流されたチャンスタイムにも青物のヒットはなく、単発で生きエサ以外のエサに掛かる程度で、青物も厳しい状況だった。私は生きアジ、ウグイ、サンマの切り身を試してみたが、青物はノーヒットに終わってしまった。

午前11時を過ぎると、さらに気温が上がり体感で20度くらい。青物、マダイともに反応がなく、沈黙が続く。水温も上がっているので魚のタナや行動も変わっているはずだと考え、タナを1m浅くして7.5mで様子を見たが反応がなかった。

次のページで釣果発表&マダイ料理を堪能!