渓流釣りシーズンが開幕した。まだ見ぬ渓魚を求めて山奥深くにわけいることは、野生の生活圏に足を踏み入れることでもある。今回はクマ出没が相次ぐ北海道在住の筆者が、実際に使ってみたクマ対策の必需品について記してみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター筑井直樹)
「蚊取り線香」
常時匂いを発することができるものとして、蚊取り線香も悪くないと考えている。虫を寄りつかせないのが目的とはいえ、ほんのわずかでも漂わせていれば存在を察知させることができるはずだ。
ただし、風は一般に川下へ向かって吹いているため、あくまでも補助的な役割だろう。線香自体が極太で、トウガラシ成分を配合した蚊取り線香も販売されている。価格は高いがこちらにも興味をもっている。
未体験のグッズ紹介
よく知られているクマ撃退スプレーは使っていない。携帯に不便だし、とっさに使える自信がない。むしろ持参しないことが無理して山奥に進まないという自制心を保ってくれるのではないか。匂いといえばオオカミの尿の液体もホームセンターで販売されていた。害獣を追い払うのが目的だが、衣類に付着したらどうしようと思い購入には踏み切っていない。
おわりに
クマの習性や渓流釣り特有の環境対応の重要性が理解してもらえただろうか。決して無理をせず、ハイブリッド型の対策でクマの聴覚や嗅覚にアピールし、今シーズンも安全な渓流釣りを楽しんでほしい!
<筑井直樹/TSURINEWSライター>