強烈な寒さのせいか、このところ不調続きの伊勢湾奥。一応はセイゴやカサゴが遊んでくれるものの、たまには違う魚も釣ってみたい。そんな訳で2月23日の午後、アジを狙って三重県・紀北町の紀伊長島方面に出かけてみた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
水面直下を誘い1匹追加
ようやくの本命に気を良くして周辺を探るが、その後が続かない。遠くで魚が跳ねたような音がしたので、次は表層を狙う。
サオ先を高く保ち、水面直下をスローに誘ってみるとわずかな重み。慣れないと見落としそうなレベルのアタリだが、タイミングさえ合えばフッキングは決まる。
狙い通りの1匹だったが、これも単発。同じ場所に投げても次はなく、どうやら小さな群れが行ったり来たりしているようだ。沖の暗い所なので群れの位置を知る術(すべ)はないが、キャストを繰り返していれば再び群れが回ってきてヒットする。
最終釣果
こんな感じで3匹キャッチできたが、あまりにもじれったい。満潮手前まで粘れば新しい群れが入ってくる可能性もあるが、帰路を考えると残された時間はあとわずか。こうなれば、もう後は手当たり次第に投げ倒すのみだ。
ここから2匹追加し、最終的に釣果は5匹。サイズはどれも20cmあるなしだが、昨年末よりは少し成長しているようだ。今回は微妙な釣果となってしまったが、少なくともアジの存在は確認できた。今後寒波が緩めば期待も持てそうなので、次は潮のいいタイミングで釣行してみたい。
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
紀伊長島