洲崎沖で今熱いスルメイカ釣り、なんといってもその魅力は船上に繰り広げられるイカの沖干しカーテン。今回は新製品であるシーボーグ300Jのジギングモードを使っての電動ジギングを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター前島宣秀)
やまはち丸からスルメ釣り
洲崎沖のスルメイカが連日束越えの声も聞かれ、ホームである小網代のやまはち丸も満席の16人が集合時間の6時に港へ集合となった。同船宿は親子二隻で営業、通年イカ釣りをターゲットにしているが数年前に代替わりがあり、四代目として息子の出口奨船長が看板船であるイカ専門船の1号船を操船している。
三代目の出口訓船長は現在骨折で休業中だがこの記事が掲載される頃には復帰してヤリイカの泳がせ船が始まる予定だ。
イカ専門船のため、装備も余念がない。レンタルタックルは当然だが、仕掛けは船長お手製、投入機も大口径でよく整備されており安心だ。
また、予約乗合で、予約時に席を事前予約できるので集合時間ギリギリにいけるのもありがたいがなんと言ってもこの船宿はアットホームであることからビギナーに特におススメだ。
当日のタックル
竿はアナリスタースルメ150にリールは新製品であるシーボーグG300Jを使用した。ノーマルの300Jと比較すると従来比4倍の耐久性があるモーター、ギアの強化を行っており、またブラシ付きモーターながら切れがあるレスポンスが味わえることがなんといっても嬉しい。
宮古島、対馬、八丈島などで何度も実釣し、ドラグガチ締め全速巻き上げにおいて大物を繰り返し釣り上げ、メカ性能やレスポンス等をデータ化して改良を積み重ねた自信作。新機能のジギングモードは各種カスタム設定が可能なので当日のコンディションによって設定変更が楽に行えるという。
さらに22年5月に発表された新200番でリリースされる電動モバイルセッティングはきっと300番クラスにも今後展開され、スマホからもっと楽に設定できるようになるのだろう。
ジギングモードを駆使
五十肩もやっと直ってきてはいるが、終日手作業では辛いので、ジギングモードを駆使しての実釣。とても楽に釣果が得られたが、575gという軽量な300番サイズでスルメの多点掛けが可能になってきたことも大きなひとつだと思う。
500番サイズ以上で下船時には身体ボロボロなんて日も今は昔、モーター等メカ系もかなり高耐久になってきてはいるが、実は電気ユニットの放熱設計が飛躍的に進んだことがとても大きいとダイワスタッフから伺った。
確かにダイワ製電動リールはエレベーターが停止するように滑らかな船べり停止や熱で停まることがかなり少なく成った等飛躍的な発展がみられる。
当日の状況
進路はここの所高い釣果が出ている洲崎沖、富士山を見ながら一時間程度で到着した。予報より北風が強くやや釣り辛い状況のようで、先に到着している船団に沖干しの風景はまばら。筆者は右舷ミヨシから三番目の席座での第一投、直結12本でスタートした。水深210m、潮が速い。