志摩沖トンボジギングでビンチョウマグロ2匹 電動タックルでキャッチ

志摩沖トンボジギングでビンチョウマグロ2匹 電動タックルでキャッチ

釣行に恵まれなかったマグロジギング。1月に入り、いよいよ数が上向いてきた三重県・志摩沖に、いてもたってもおられず29日に出撃。和具の遊漁船で本命2匹にカツオのお土産をキャッチした釣行をリポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

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電動ジギングでマグロ釣り

現地に着くと、すでに駐車場には車がずらり。さすがは人気のトンジギだ。早速準備していると、常連の森脇さんもやって来た。半年ぶりの再会にごあいさつ。私は1年前から電動ジギングだが、森脇さんも電動タックルに切り替えたようだ。

話していると船が接岸。予約順で私は大ドモ。隣は森脇さんだ。アングラーは全員で8人。早々に乗船完了し、船は志摩沖に向けて走った。

天候は良好。予報ではそんなに風は吹かないと思っていた。約1時間でポイントに到着。周りを見ると遊漁船は10隻を超えている。思ったより風はきつく波は立ち、2ktで船は流れていた。船長は「100mラインです。ライン角度から140m出して調整してください」と声がかかった。

私の電動リールはビーストマスター1000。森脇さんは4号400mをしっかり巻けるビーストマスター3000だ。2人そろって電ジギを開始した。使用するジグは400g。

昨年末まではキハダが交じっていたので、フォールを交えるためにオートジャークで巻き上げとステイを入れていた。ビンチョウマグロ一本に絞り、マニュアルモードに切り替えて一定速度で緩やかなシャクリを繰り返す。

4kg級カツオ登場

400gのジグでも指示ダナを繰り返すのは3回程度。ライン角度が45度を超えると回収だ。8時半を回ったころ、3回を超えてゆっくりと回収しながら誘い上げてくると、グンとティップが締め込まれた。タッチドライブでスイッチオン。

とにかくハリ掛かりが決まるまでは高速巻き。確実に掛かったところで船長に「60mラインでヒット」を告げた。「カツオかもしれないな」と船長。重量感はないが走りが速いので、ドラグを締めてゴリ巻きする。一気に巻き上げ、数分でリーダーが入った。上がってきたのは予想通りのカツオ。そして、無事船長のタモに収まった。4kg程度のおいしいサイズ。濃紺に光るボディがきれいだ。

志摩沖トンボジギングでビンチョウマグロ2匹 電動タックルでキャッチファーストヒットはカツオ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

しかし、喜びに浸っている場合ではない。タネトン(20kg超)や小トン(10kg未満)のヒット情報が僚船から入ってくる。本命が釣れていないのは本船だけだ。

うれしい5kg本命キャッチ

9時を回ったころ、アタリが少ないため、船長は潮上りを決めた。次のポイントではさらに遊漁船は増えた。雰囲気は悪くない。連鎖しているとの無線も入るようになってきた。

10時ごろ、160mほど出して深場を攻めるとヒット。船長の問いに120m辺りと答える。引きの強さから小トンだろう。ゴリ巻きしていると5分でリーダーが入り、あっという間に取り込んだ。久しぶりの本命は小さくてもうれしい。

志摩沖トンボジギングでビンチョウマグロ2匹 電動タックルでキャッチ小さくてもうれしい本命(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

その後沈黙が続き、11時前に少し早めのランチを取り森脇さんと休憩。

再ヒットも痛恨のブレイク

再開してシャクり始めた途端にヒット。重量感から小トンと判断。しかし、小トンとなめたのが失敗だった。ゴリ巻きしてリーダーも入り、最後の取込みで魚はグルグル回っていた。マグロが回りながら急に浮上し、ラインに緩みが出た時だった。マグロは急に海底へと突っ込み、ギュンとイト鳴りした瞬間ブレイク。リーダーがリングのところで切れていた。

小トンなら強めでいいだろうと、甘く考えていたのがそもそもの原因。電動ジギングには電動なりのスペックがあることをあらためて痛感した。

私以外はノーバイトで、11時を回ると休憩するアングラーが出始めた。森脇さんが電動リールで粘っていたところへヒット。しかし取り扱いに慣れていないせいもあり、最初の高速巻きがうまくできず、ハリ外れとなった。

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