冬に活性が落ちる川魚。夏から秋のハイシーズンと比べるとアタリの数もグッと減ります。そんな渋い中だからこそ腕が試されるのも事実。今回は真冬の攻略法を交えて淡水小物釣行をお届けします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター中辻久範)
真国川で淡水小物釣り
令和4年1月26日正午から午後2時まで、和歌山県伊都郡かつらぎ町天野付近を流れる真国川(和歌山県かつらぎ町近辺エリア)に淡水小物狙いで釣行しました。
この河川は魚種が豊富で五目釣りも出来ます。そのため、あえて狙う魚種は決めずでした。例のごとく週間天気では暖かくなる予報だったので期待はしていたのですが、結構風がありました。ホンマ風は嫌ですね。思ったところへ仕掛けを投入できませんので。
タックル
使用タックルはSZM岩清水3.6m(渓流のべ竿)にナイロンラインのミチイト1号、セルロイド製目印、2Bガン玉、0.4号糸付針 金袖2号。エサはポークソーセージです。
この真国川、結構良いポイントが点在するので足を使って3ポイント攻めてみました。先に書いておきますが、3ポイント共通点は深みのポイントです。
カワムツ顔見せ
まず魚影を発見。結構底の方で動いております。ウキ下2mに設定して底スレスレを流します。最初の1匹目までが長かった。
開始15分でようやく1匹目カワムツです。それもほとんどアタリなし。仕掛けを回収しようとしたら掛かっていたという感じです。9cmとサイズはそこそこあったんですが、おそらくエサを食べてから動かなかったんでしょうね。
次のアタリまで待つこと30分、今度はしっかりアタリが出ました。目印が水面下に引き込まれるようなアタリです。確実に乗せたい、そう思い丁寧気味にアワセました。ブルブルとした感触で魚種が分かります。7cmのカワムツでした。ここで次のポイントに移動します。
ポイント移動で4匹追加
橋の下ポイントです。穂先を橋にぶつけないよう注意が必要です。ここも泳ぎ回っているのはカワムツだったんで、岸の後ろから出来るだけこちらの気配を消して仕掛けを投入。
1時間同ポイントで粘り、カワムツ4匹追加。そして最後のポイントに移動します。
タモロコも顔出し
覗き込むとコイがおります。食われないように注意ですね。上げれないコイは根掛かりと一緒ですから。このポイントに到着した頃には風が一層強くなっていました。
最初に出たアタリは一回だけコツッとしたものでした。目印はほとんど動かなかったので空アワセ気味に竿を上げると、プルっという感覚があった直後に強風で魚が付いた仕掛けが煽られました。岸辺に小魚がポト、確認に行くと今年初めてのタモロコ4cmでした。
実はこの魚種が1番釣りたかったんですよ、嬉しい~。私が専門で狙う3魚種のひとつですからね。この魚ですでに満足はしていたのですが、あと数回仕掛けを投入し5cmのカワムツを1匹追加して午後2時に納竿としました。
結局この日は平均サイズ7cmのカワムツ7匹、タモロコ1匹でした。次回釣行は1月中にあと一回行けるかな?ってところです。これから、極寒の2月に突入します。厳しい釣りばかりになりそうですが、極力暖かい日をチョイスして釣行していきます。
<中辻久範/TSURINEWSライター>
真国川