磯釣りに南房方面へ。夕方から南西風が強く吹く予報、坂田の通称・墓場下がよさそうなので釣り場に決めた。当日は予想外の津波警報に驚きながらも、短時間で良型口太メジナとブダイをキープできた釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)
メジナ狙いの磯フカセ釣り
1月16日(日)、朝マヅメを狙って、南房方面へ向かっていると、突然の津波警報に驚く。「このまま引き返そうか」と考えたが、釣具店へオキアミの解凍を依頼しているため現地に向かう。
コマセを受け取り、高台で待機。車内でテレビを見ながら状況確認。注意報が解除されるまで待機。正午をすぎても状況は変わらず、帰宅することも考えたが14時にすべての警報と注意報が解除され、海岸線へ向かう。
海上は無風で、津波に伴うウネリや波はなく穏やか。夕方から南西風が強く吹く予報なので、何カ所か釣り場の様子を見て回ると、坂田の通称・墓場下がよさそうなので釣り場に決める。
当日のタックル
この日の潮回りは大潮で、館山地区は15時3分に潮位136cmで満潮となる。下げ潮で、潮はかなり澄んでいるので上物狙いには厳しそう。
波の様子を十分観察して、安全な場所を釣り座にしてコマセと仕掛けの準備。
オキアミ3kgに「グレパワーVSP」を1袋。エサは生オキアミを使用。ウキは小型でも遠投性がいい01号を使用した半遊動仕掛けでタナは3ヒロで始める。
ハコフグに苦笑い
磯際を中心にコマセをまきながら仕掛けを振り込むと、エサ取りは少ない。ウキ周辺に寄せエサを次つぎとまいていく。
しばらくアタリなく、エサが残ってくる状態が続く。潮はいい感じで動いているので、コマセが効いてくれば釣れることを信じて辛抱強く待ち続けるがシーン。
潮が澄んでいるので、沖の沈み根が狙いやすい。仕掛けを少し沈め気味にして丹念に探っていると、海面を漂っていたウキがスルスルと消えていった。大きくアワせると、上がってきたのはハコフグで思わず苦笑い。