冬の伊良湖沖を熱くする、新ゲームとして注目されているコウイカ釣り。良型ヒットに沸いた1月10日の様子をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
おざき丸でコウイカ釣り
1月10日、愛知県・南知多町にある片名漁港出船のおざき丸に乗船した。
午前6時半に出船、ポイントには50分ほどの航程で到着。予報に反して風波があり、底付近を丹念に探るこの釣りには、少々ハードルが高い状況だ。
20cm本命コウイカ登場
最初に入ったポイントは不発に終わったが、続いて入った伊良湖水道出口付近のポイントでは、すぐにパタパタとコウイカが登場した。
まず、胴の間の内藤さん、続いて大ドモの難波さんが胴長20cmほどの本命をゲット。さらに、右舷前部にいた人が続く。
次の流しでもヒットがあったが、バラシも頻発。コウイカはエギを抱く力が強いため、足のなかでエギが滑らず、アワセが効きにくいとのことだ。
その後も、同サイズの本命が追加されたが、小ぶりな当歳のタコが、エギにちょっかいを出してくるようになった。船長は、少しずつ船を流すラインを変え、釣り人も根気強く誘いを繰り返していった。
コウイカ釣りは底狙い
コウイカ釣りの誘いは、空アワセを兼ねて大きくしっかりシャクり、ゆっくり仕掛けを下ろしてエギが底スレスレを漂うイメージで誘っていく。
コウイカは、エビやシャコなどの底生動物を主食とし、底付近を転がるように流されている弱った小魚も食べたりしている。これらの動きをエギで演出していくことが大切だ。
なお、底狙いとは言え、仕掛けを引きずるのは厳禁。船を流しながら釣っているので、他の人とオマツリしてしまう。正確に底とりを行い、ベタ底を狙う場合もオモリは底から離し、ハリスの先のエギだけが、底と触れるように心掛けよう。