毎年、この時期には釣りに興味を示してくれる会社仲間を誘って長野県・諏訪湖のワカサギ釣りを計画。昨年はコロナ禍で中止したが、収まりつつある今年は対策を万全にして釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)
諏訪湖でワカサギ釣り
ワカサギ釣りというと氷上でのマニアックなイメージが強いが、今回お世話になる船みなとはドーム船のワカサギ釣りのパイオニア。長年のノウハウもあり、初心者も寒い時期に快適に釣りができる。
今回は、岡田さん、澤田さん、上出君の3人の釣り初心者に、経験者の廣濱さん(通称ハマちゃん)親子、今井さん、夏目さんの総勢8人だ。各自最少人数で車に分乗して12月4日に現地集合。
船宿のコロナ対策も万全で、名簿を持った代表者だけが受け付けをするシステム。入り口で検温、アルコール消毒をして1人ずつ店内に入り受け付けを行う。その後、荷物を持って湖畔の桟橋へ向かい、指定されたドーム船に乗り込む。
ドーム船で初心者も安心
船内には釣りをするための溝が4列切ってあり、釣り座がマス目状に作ってある。われわれは割り当てられた一番左奥の8区画に初心者に経験者という組み合わせで着座。隣のグループと1マスずつ空ける配慮がされていた。
席が決まったところで初心者にレクチャー。船宿オリジナルの手バネザオを使ってもらい、仕掛け、エサの付け方、誘い方を説明していく。一通りの説明ができたところで出船時間。あとは実釣あるのみだ。しかし、12月に入ってから極端に活性が悪くなり、2日前の釣果は12~70匹という諏訪湖では考えられない状況。初心者に楽しんでもらえるか心配だ。
エサ付けに苦戦しながら開始
10分ほどでポイントに到着。ドーム船が固定できたら釣り開始。3本バリ仕掛けを使うが、まずエサ付けから大変。紅サシなので女性が苦手なのは分かるが、上出君まで手袋をしているのにはビックリ(笑)。
なんとかエサ付けをクリアして投入。水深は6mほどで、オモリが着底したらイトのタルミを取り、サオを上下に10cmほど静かに動かす誘いを5回ほど入れた後、少し待ってからゆっくりと聞き上げる。変化がなければ、これの繰り返しだ。
みんなが釣り始めたのを確認して私もサオを出す。S社レイクマスターCT-T(PEライン0.2号)に5本バリ仕掛け(ハリス0.3号、ハリ秋田キツネ2号)を使う。しかしアタリがない。周りも釣れておらず、事前情報通り厳しそうだ。
ワカサギ人生初ゲット
開始から30分ほどたったころ、入り口付近から「釣れたよ!」の歓声が。群れがきたようなので「チャンスタイムだから誘って」と声を掛ける。
すると、隣の岡田さんから「サオがピクピクする!」と弾んだ声が。「ゆっくりサオを上げて、イトを手繰って」とアドバイス。そして人生初のワカサギをなんとダブルでゲット。
群れは小さく移動も早いようで、このときに釣れたのは岡田さんだけ。ともかく群れがいつくるか分からないので誘い続けることが大切だ。
20分後に次の群れが入ってきて澤田さんも初ゲット。上出君をはじめ他の人たちも釣れてボウズはなくなりホッとするが、すぐにアタリがなくなってしまう。30分くらいの間隔で群れがくるが、すぐに通過してしまい数が伸びない。