大分県沖にあるドラゴンタチウオのメッカ豊後水道を舞台に、エイテックに勤務し、アルファタックルスタッフとしてフィールドで活躍する松下宗一郎さん、松尾洋則さんが実釣。この日の釣りを通し、ロッドの特性を活かした深場攻略の様子をレポートする。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・防野)
ドラゴン級のメッカ豊後水道
当地を訪れたのは11月15日、ドラゴンタチウオとの出会いを求め、大分市の細港より出船する「照陽(しょうよう)」に乗り込んだ。
例年この時期の豊後水道では、良型のタチウオがバンバン上がっているのだが、今年は様子が違う。フグによりテンヤやラインを切られるトラブルが頻発しているとのことだ。
水深150mで釣りスタート
ポイントに向かう船がスピードを落とした。三角(みすみ)船長はゆっくり操船しながらベイトの濃い場所にピンポイントで船を停める。指示ダナは130~150m。
スタートの合図とともに、二人は準備していた50号のテンヤを投入、すばやく指示ダナまで落としていく。タナ到達後は、ワンピッチジャークや電動リールのスロー巻きでタチウオを誘っていった。
1投目からダブルヒット
すると、誘い上げからステイに移った直後、松下さんと松尾さんがグンっと力強くサオを振り上げた。ダブルヒットだ。
電動リールの巻き上げ音が船上に響き、ロッドがきれいな曲線を描く。松尾さんが上げたのは指3本サイズのタチウオ。直近のアベレージサイズは指4本級とのことで少し悔しそう。
同時に、松下さんのタチウオも上がってきた。三角船長と松尾さんが「デカい!」と声を合わせたそのタチウオは、なんと指7本。文句なしのドラゴンサイズを早々にキャッチした。