ライトゲームでチヌにセイゴにカマス メッキ不発は高水温の影響?

ライトゲームでチヌにセイゴにカマス メッキ不発は高水温の影響?

毎年この時期に、自身のライフワークとしているメッキゲームに出掛けた。夕暮れ迫る中迷った末、安定した釣果の近場を捨てサイズ狙いの西伊豆方面へ向かった。本命不在も、ゲスト魚に癒された。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山口悟)

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山口悟

地元伊豆半島(主に西岸)を中心にショアからオフショア、ライトからビッグゲームまで精力的?に釣行中。

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ソルトルアー ショア

メッキゲーム

秋のライフワークとしている、メッキゲーム。しかも、この釣りに関しては短時間で結果を出したい派の私。中学生の次男も最近ライトソルトゲームがお気に入りのようで、連れて行けとよくせがまれる。

この日は、大潮の夕マヅメが上げ3分以上で、自分の思う理想的な状況。子供の帰宅を待って、出撃とした。しかし、秋の日は釣瓶落とし。吹き続ける北東風が気になるのと日没まで時間もないため、風裏になり車で10分ほどの近場へと決めていた。

しかし、このポイントは数こそ出るが、今シーズンはサイズがイマイチ。土壇場で、良型が回遊していると思われる、西伊豆方面まで走ることにした。

ライトゲームでチヌにセイゴにカマス メッキ不発は高水温の影響?釣り場風景(提供:TSURINEWSライター山口悟)

当日の状況とタックル

天気:晴れ
海況:北東強
潮:大潮 

ライトゲームでチヌにセイゴにカマス メッキ不発は高水温の影響?当日のタックル(作図:TSURINEWSライター山口悟)

夕マヅメにポッパーで釣り開始

10月22日、16時より実釣開始。夕マヅメ、上げ潮に乗って河川内に入って来る群れを狙い撃つのが手っ取り早いのだが、今シーズンはこのパターンがイマイチ。20℃以上ある水温が、メッキの河川への侵入を阻んでいると判断。河口先端部より、沖目を回遊していると思われる群れを狙うことにした。時間もないので、広範囲からメッキを引っ張ってこれるポッパーを選択。

ところが、いざ河口部に立つと予想以上に風が強い。このポイントは、山から吹き下ろす北東風が風裏側にもかかわらず、もろに影響する。トップウォーターの釣りは風が強いと成立しづらいとの見解が一般的な声だが、私的にはあまり気にしていない。他のターゲットはいざ知らず、メッキ狙いではさして問題ないと思っている。その分ルアーのポテンシャルを100%生かせる操作と、派手なスプラッシュを心掛けている。

ペンシルも同様で、ナギの時以上に水に絡ませる様に心掛けている。荒れた水面が邪魔をして、ベイトに近づく補食者の気配を消してくれるのでは。

とにかくアピールさえちゃんとできれば、お構い無く強風下のトップゲームは成立する、と私は確信している。まぁ、ナギ時よりフッキングが決まりにくいのが難点だが……。

3投目で25cm級チヌ

時折、風で体が持っていかれそうになるのを踏ん張りながら、風に乗せてロングキャスト。着水と同時にルアーが真っ直ぐ自分の方に向くよう、着水前にメンディング&人差し指でラインにブレーキをかける。

1投目、異常なし。2投目、荒れる水面を確実にスプラッシュするテトラワークスポコポコの後ろの水面が盛り上がり、ロッドに一瞬重みが伝わる。残念ながら、フックアップせず。バイトを弾かないように、ドラグを少し緩め3投目、同じコースをトレース。モコモコとポコポコの後ろの水面が盛り上がる。メッキと違う、チェイス。荒れた水面に軽く水柱が上がり、ヒット。

重みが十分乗ってから軽くアワせる。フッキング成功。小気味良いトルクで上がってきたのは、25cmほどのチヌ。この秋は、チヌの勢力が強いとの話しを耳にする。続けて同サイズを2匹追加。

ライトゲームでチヌにセイゴにカマス メッキ不発は高水温の影響?まずはチヌ(提供:TSURINEWSライター山口悟)

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