冬から春に釣期を迎えるメバル。堤防から夜釣りで狙う人が多く、群れに当たると数釣りが楽しめる。しかし〝陸っぱり〟は、どうしても型が小さい。そこで今回はメバル釣りのキホンと良型を釣るコツなどを解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
良型へのステップアップ
最後に、良型を釣るためのコツを二つ紹介したい。
下げ一・二分に全集中
ここまでは一般的なメバル釣りの要領で、シーズンに入れば潮に関係なく釣果は期待できる。ただし、型はあまり望めないので、次は良型を釣るコツを紹介する。
堤防釣りの場合、大半の人が満ち潮(上げ潮)を狙う。その理由はメバルのエサになるベイト(小魚)が上げ潮にのって接岸し、これを追ってメバルも動くから。釣れるパターンは上げ七、八分から満潮まで小~中型が釣れ、下げ二分くらい(引き潮にかわって1時間ほど)に良型が交じりだす。
その後、潮が下げていくにつれてベイトが堤防から離れ、メバルのアタリも遠のいていく。良型を釣るには下げ一、二分に〝全集中〟してほしい。
真っ暗な海に潜む
また、良型だけに狙いを定めるなら、明かりを避けることも覚えておきたい。ポイントの多くには外灯があり、明かりの下やその境目がよく釣れる。
しかし、小型の割合が多く、良型は少し離れた所。極端に言えば、真っ暗な海に潜んでいるので、ほかの釣り客と離れた場所を釣り座にし、じっくり攻めても面白い。
乱獲を避けよう
メバルのシーズンは、まさにこれから。序盤はセイゴやスズキが交じり、本番を迎えるとメバル一色になる。そのころのメバルは腹太になる。ちなみメバルは腹の中で稚魚を抱え、子を放つのが1月ごろ。個体差はあるものの、腹が大きいものは、なるべくリリースしてほしい。
<松田正記/TSURINEWSライター>