空前の釣りブームで好ポイントはどこもいっぱい。こうなればもう自ら作り出すしかない?今回は集魚灯を使ったアジングに挑戦してきたので、模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
サバ連発で場所移動
続いて常夜灯とアジングライトの明かりが被る場所でヒット。またもや左右に激しくファイトするサバ。どうやらサバの群れが集まったらしい。サバを避けるためにジグヘッドを重めの1.5gタングステンにかえてボトムを釣る作戦に変更するが、ボトムでもサバがヒット。
これは上から下までサバの群れ、しばらくすればサバが抜けるだろうと思い1時間程粘るが、周りのファミリーもサバばかりでアジはヒットせず。埒が明かないと判断して移動を決意した。
想定外のアコウ
1つ目のポイントから大きく移動して大型船も停泊できる水深のある場所に来た。背景には都市の煌々とした明かりが灯っている。背景の明かりで集魚灯の効果が薄れないか心配になったが、集魚灯を波止の暗部に向けて照らしてスタートした。
最初それほど潮流はなかったが、満潮からの下げ潮が効き始めて15分ほどすると底が取れないほど速い流れになってきた。ジグヘッドのウェイトを1.8gまで上げると、何とか底を取れるようになった。
底付近を丁寧に探ると止まるようなアタリが出た。アワセを入れると根掛かりしたような感覚からぬるりと上がってくる感覚。上がってきたのはなんとアコウ(キジハタ)であった。
しばらく底を中心に攻めてみるが、アジの反応がなく表層の集魚灯周りは1つ目のポイント同様にサバの群れが右往左往している状態で。やはりアジがいるとするならば底に近い場所だろうと予測してボトム少し攻める作戦に変更した。
待望のアジ登場
ジグヘッドを底がギリギリ感じることができる1.8gから浮かせやすい1.5gにかえて底が取れたカウントまで落として少し上を探る。しかし、アタリが出ず修行のような時間が続く。
集魚灯の明暗部を意識するようにジグヘッドを流していると、フッと一瞬軽くなる抜けアタリがあった。アワせるとロッドは微妙に曲がる程度。あまり抵抗がなく上がってきたのはアジ!しかも15cmあるかどうかの豆アジであった。やはり居た!小さいアジであっても値千金である。
急激に気温が下がったこともあり、この一尾に満足して納竿とした。