海中の状況はどのくらいイメージできていますか?陸から海中を想像するには限界があるかと思います。素潜りを行い、実際の状況を確かめましたのでご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部)
潮流のギャップ
水温は潮流によっても大きく異なっていました。潮流と聞くと魚の活性や、ベイトの寄りなど、釣りにとって非常に重要な要素ですが「潮流と水温」といった点で意識したことはあるでしょうか。私も流れは常に意識している要素ですが、潮の当たり具合いで水温が劇的にかわることは素潜りを通して身をもって感じました。
素潜りで感じた潮流
具体的にどのように水温が異なっていたかというと、潮が動かない、もしくは緩やかな場所では水温が高く感じられました。一方潮の流れが当たる場所では、周りよりも水温が低く感じられました。一年で水温が高くなる夏の時期には、暑さが苦手な魚の避難場所になるのではと感じました。
また潮流はベイトの居着き方にも影響を与えていました。この日みられたベイト(イワシ)は潮が入ってきて、行き止まった浅い場所に固まり群れでいました。一方流れが速い場所では散在しながら、流れてきている様子でした。潮流の違いでベイトの密度が異なっておりました。
水中には想像以上の変化がある
今回の素潜りの経験で、水中には想像以上の変化があることを感じました。地形の把握はルアーのレンジをよく理解すること。潮の流れや水深によって人が明確に分かるほど水温が変化する場所が存在していること。ベイトが溜まる場所が存在することなどです。
数回の釣行で状況を見極めることは難しいですが、多くの釣行経験を重ねることで「状況を把握する力」が身につくと感じました。状況把握ができれば、釣り名人達のように魚の機嫌に合わせたアプローチができ、さらなる釣果に繋がると感じました。
釣り場で潜り海中の状況を確認することは中々難しいですが、今回ご紹介させていただいた変化が沢山あることを踏まえて釣りをすると、更なる釣果に繋がるのかもしれません。
<TSURINEWS編集部>