アジといえば刺身やフライ、南蛮漬けが定番料理だが、どれもあまり日持ちがしない。今回はおいしくて日持ちもする「アジの生ハム」の作り方を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
生ハムの利用方法
続いて、出来上がった生ハムの利用法を紹介したい。
そのままで食べる
おおよそ脱水シートに挟んでから24時間以上の状態から食べることができる。24時間では半分お刺身のような状態で肉の生ハムのような食感になる。この状態をゴールにするならば味付け時の塩は小さじ1/2より少なめでもいい。
24時間以上~48時間程度でしっとりとした一夜干し風の生ハムが出来上がる。?みしめる程にアジの旨味とハーブの爽やかさが口いっぱいに広がりクセになる味だ。ビールや日本酒のどちらにでも合う贅沢なおつまみになること請け合いである。この状態だと少し表面を炙った状態にしても美味しくいただけるので是非やってみて頂きたい。
そのまま食べることに飽きたら、サラダに上に散らしてオリーブオイルをひと掛けするだけでいつものサラダが豪華なものに早がわりする。
乾燥し始めたら
シートで脱水したものの急な出張などで食べることできなかった場合、長時間置くことになると水分が抜けきったジャーキーのようになってしまう。この状態でも十分においしいのでシートから外してタッパーに乾燥剤などと共に入れておくと数日は楽しむことができるが、あくまでも自作品なので早めに食べることを勧める。
応用編
今回は釣ってきたアジでの自作方法を紹介したが、スーパーで手に入る刺し身の冊でも簡単に作ることができる。筆者の場合、マダイやカンパチの冊で生ハムを作ったが、共通項として白身の魚で脂分が少ない魚のほうが美味しくできることが多かった。
お刺し身にするより時間は掛かるが、旨味がぎっしり詰まった魚の生ハム。ぜひ作って見てほしい。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>