キス釣りでフィッシュイーターの気配を感じた筆者。正体を確かめるべく、別日にルアー釣行へ。仮説を見事に実証できた模様をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森英雄)
今回の勝因と教訓
過去あれほど通い詰め、必死にルアーを投げてもなかなか釣れなかったフラットフィッシュ(ヒラメ)が、今回これほど簡単に2匹も連続ヒットで釣ることができたのは何故だろうか?
ぼくの考えはこうだ。前回のキス狙いの釣行で「ガツンとくる衝撃」をフィッシュイーター=フラットフィッシュの仕業と考え(仮説)、その正体を確かめるためにすぐにルアーで狙ってみたこと(実践)、それが今回の「結果」につながった要因だと言えるのではないだろうか。
つまり「仮説」→「実践」→「結果」が実に上手くリンクしたということに尽きると思う。さらに言えば、こうして今回の勝因や教訓を考えていることは、キス釣行・ヒラメ釣行を総括する「検証」にあたる。
「仮説」を立てて「実践」し、得られた「結果」を「検証」して、また次の「仮説」を立てるというサイクルはビジネスにおいて非常に大切な考え方(フレームワーク)だが、それは釣りにおいても同じなのだと思う。
前回のキス狙いでは次男とぼくの2人で95匹の大漁となった。かなり大きなキスの群れが入っているようなので、それに付くフラットフィッシュもまだいるのではないだろうか。引き続きフラットフィッシュを狙ってみるのも面白そうだ。
ヒラメづくしの料理
今回はたまたま(?)上手くいったものの、過去の経験上、そうそういつも顔を見られる魚ではないので、持ち帰った2匹のヒラメは内臓以外余すところなく使って料理した。
写真左上はヒラメ料理の定番である薄造り、右上は柵取りした身に昆布茶をまぶして冷蔵庫で寝かし、薄造りにした即席の昆布締め、左下は頭や骨を使ったアラ煮、右下は皮の湯引きである。
昆布締めもあわせて薄造りは大皿4枚あったが、家族4人で(ぼくは料理しただけでお腹がいっぱいになってしまいあまり食べなかったので、実質は家族3人で)きれいに平らげた。ぼくが釣りを始めてから、こと魚に関しては味にうるさい我が家のみんなにも、今回のヒラメは大好評だった。
<森英雄/TSURINEWSライター>
明石川