メタルジグにはナマリ製とタングステン製のものがあります。筆者が使う20gクラスまでで、一般的なジグとタングステン製のジグのシルエット、飛距離などを検証してみましたので、紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
なぜ飛距離も1.7倍にならないのか?
「比重が普通のジグの1.7倍なら、飛距離も1.7倍にならないのか?」
そういう考え方もしたくなりますが、そうはなりません。キャスト後、ラインが空中にある時間が長くなる分、ラインとメタルジグが風の抵抗を受けてしまい、比重が重いタングステン製といえども、ある程度の伸び幅に留まってしまいます。
フォールスピードに注意
やはりそうなるか、と思ったのですが、フォールスピード。これも速くて驚きます。同一重量ならば、着底まで、10カウントは速くなりました。つまりボトムにいきやすい。根が粗い場所では、慎重に使わなければなりません。
その他、スーパーライト、またはライトショアジギングにおけるタングステン製のジグの恩恵はいろいろとあります。今回はアングラーならがぜん期待したい飛距離についてひとまずレポートしましたが、次は、その他のいい点と弱点についても紹介したいと思います。
<井上海生/TSURINEWSライター>