自分で出来るボートのメンテナンス術 出艇前の『船外機』点検項目3選

自分で出来るボートのメンテナンス術 出艇前の『船外機』点検項目3選

オイル交換、バッテリーチェック、ガソリンホースの亀裂、給排水のつまりなど、ボートメンテナンスはキリがない!今回は見落としがちな船外機エンジンの、個人でできるチェックポイントのご紹介です。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)

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Haruka_Sugiura

普段はボートからのベイフィッシングゲームがメインで、愛知県の衣浦港・衣浦マリーナから20フィートほどの湾内専用ボートで出船しています。シーバス・クロダイ・ロックフィッシュなど魚種を問わず、シーズナルゲームを楽しみながら、狙える魚は全て狙うスタンス。釣りの以外にも旅行を趣味として、歴史を学ぶのが好きです。

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船外機エンジン

ボートの船外機エンジンとは、取り外しができ、チルトアップ・チルトダウン可能な、水に触れないように保管しておくことができるエンジンです。

主に小型船舶(ゴムボートから26ftくらいのボート)に取り付けられることが多く、2馬力~400馬力程度までとレパートリーが多いことが特徴。

自分で出来るボートのメンテナンス術 出艇前の『船外機』点検項目3選船外機エンジン(提供:TSURINEWSライター杉浦永)

船外機のメリット

1:係留時はチルトアップして保管しておくことができるので、エンジンの海水流入を防ぎ、腐食や潮噛みを防ぐことができる。

2:シャロー走行可能。水深が浅くなり、ペラが海底に当たりそうになってもチルトアップして走行することで、水深の浅いところも走行できる。

3:操船しやすい。舵を切ることでエンジンがどの方向を向いているか分かるので、操船時に進行方向のイメージが分かりやすく、扱いやすい。

船外機のデメリット

1:船外機はレギュラーガソリンやハイオクガソリンを入れるので、軽油を使うディーゼルエンジンと比較するとガソリン代が高くなる。

2:大きい船体のボートに船外機を取り付けるとパワー不足で燃費が悪くなる場合がある。

3:2ストロークの船外機は燃費が悪く、音が大きい。

沖合の故障経験

私が実際に経験した沖合でのエンジントラブルは、急にエンジンが停止して動かなくなったり、水中を漂っているゴミとエンジンが絡んでしまいエンジン停止、釣り糸がエンジンに絡まるなどですが、ほかにも様々なケースが考えられます。

今回はそんなエンジントラブルを未然に防ぐための点検やメンテナンスを紹介したいと思います。

次のページで事前の点検ポイントを紹介!