三重県鈴鹿市の白子漁港に隣接する釣り桟橋へサビキ釣りに出かけた。暑さを避けて未明から早朝の短時間釣行だったが、楽しい釣りになったのでリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)
白子漁港でサビキ釣り
暑い日が続いて夏バテ気味。そこで日の出前の早朝なら暑さを避けてサビキ釣りが楽しめるだろうと7月27日、三重県鈴鹿市の白子漁港に隣接する釣り桟橋へ出かけた。
前日、釣具店でチューブ入りのアミエビやプラスチックカゴ、仕掛け、魚型集魚板などを購入。サビキ釣りは初心者からファミリーまで簡単に近場の漁港や堤防で楽しめるので人気だ。
帰宅後はサオにリールをセット。ミチイトをガイドに通してスナップサルカンを結び、魚型集魚板を取り付けて釣り場ですぐにサオが出せるようにしておく。他に水くみ用バッカン、メゴチバサミ、タオル、キャップを車に積み込み準備完了。
早朝から賑わう釣り桟橋
翌朝は暗いうちに起床して出発。まだ薄暗い午前4時半ごろに駐車場に到着すると、すでに車が止まっていた。道具とクーラーボックスを持って桟橋へ行くと、基部では大きなタモを持ってカニを取っている人、中ほどに投げ釣りの人、先端にはサビキの人がいる。サビキ釣りの人にあいさつして隣に釣具を置いた。
徐々に明るくなってくる。サオを伸ばしてサビキ仕掛けとプラスチックカゴをスナップサルカンでワンタッチ装着。アミエビをチューブから絞ってカゴに詰めたらハイ出来上がり。前日の準備のおかげで楽々だ。
サッパ&アジ&サバ続々と
サオ下に投入してカゴを着底させると、3~4mくらいの水深で浅い。サオ尻にカゴがくるように調整してノベザオの要領で振り込む。底から少し上げ、サオ先を上下して仕掛けを揺らして誘うと早速プルプルとアタリが出て、上バリにサッパがヒット。アミエビはカゴに絞るだけなので手は汚れないし、臭くもない。
今度は下バリに小アジが2匹掛かってきた。サッパよりよく引いて楽しい。グイーンとサオが曲がりイトが横へ走った。中バリにサバがヒット、強い引きがたまらない。メゴチバサミで挟んでもブルブル震えて暴れる。浅い水深でも下バリに小アジ、中バリに小サバ、上バリにはサッパと泳ぐ層の違いが面白い。
夜明け時間になると釣り人も増えてきた。チビカマスがスレ掛かりしてくると、周りの人からは魚の食いが悪いと会話が飛び交う。しかし、太陽は雲に隠れて涼しいし、ポツリポツリとヒットするので、私は予定通り涼しく釣りができて満足。雲から太陽が顔を出して暑くなる前の午前6時半にサオを納めた。