8月7日、いよいよ開幕した大阪湾のテンヤタチウオ釣りに、谷川の瑞宝丸を利用していってきた。開始早々から好調にヒットし、メーター超を頭に18匹の好釣果を得た釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター射手矢和晃)
開始早々1匹目の94cm
70m台では反応はなかったが、68mに差し掛かった時に、フワッと小さくサオ先が持ち上がった。食い上げのアタリ。ゆっくりリールを巻き取りながら追わす。しっかり追っているか見るべく、1.5mほど巻き上げたところでステイ。テンヤの重さを感じ取ったサオ先が再びフワッと持ち上がった。「まだ追っている」。少しハンドルを速巻きし、掛けにいく。
2mほど巻き上げたところで、コンというアタリにかわり、少し待つと、コンがゴンにかわり、ゴン、ゴンと感覚が狭くなり、すぐにギューンッと絞り込む本アタリが出たところでアワセ。グググと感触。グン、グググ。底へ底へ走る姿に「あれ、これ、タチウオ?」と疑問を一瞬浮かばせたが、水面にギラリと光ったのは94cmの1匹目から良型のタチウオだった。
反応よく周りでも好調
朝一の流しは、入れ掛かりとまではいかないが反応はよく、周りでも、キュイーンという電動の音がどこかで高鳴っている状況。私と同じく右舷の塩塚さんや、成平さんもタチウオをヒットさせた。また、成平さんはその後、一気に走り出すアタリを捉え、良型サバをテンヤでゲット。お見事!
朝一の二流しで私は5匹を揃えたが、2匹は尾崎船長が通称する「箸袋サイズ」。いわゆるベルトサイズにつきリリース。これは食いを重視して、枝バリをつけた2本バリにしてみた結果。枝に食ってくるサイズが小さいため、結局は1本リーダーで挑むことにした。
3流し目。次は82mのカケアガリ。底では反応がなく、やはり68m辺りで前アタリが出て、65mまで追って掛けることができた。当日は、結構アタるタナは上の方だった。私が仕留めたのは80cm後半台だったが、いい群れに当たり、右舷の一岡さんや、左舷の大和さんや、四條畷駅前で飲食店を営まれている三鴨さんもメーター近いタチウオを仕留められ、写真を撮らせていただいた。みなさん、お見事!
潮緩むとドラゴンもヒット
時計は9時。速かった潮が緩みだし、そろそろ型が欲しいところ。頻繁にアタリを捉えていた私の左隣の成平さんが大きくサオを曲げている。底へ底へ引き込むサオに、体の重心を低くしてやり取りされている。グググッ、ググッ。結構な引き、これは良型っぽい感じ。水面に浮いた際に、ギラリと銀色の魚体を輝かせながら自分の体を見せつけるように横にスライドしたのだが、想像よりデカイ……。「え、めっちゃでかいですやん」と思わずポツリ。抜きあげたのは、指7本超えの128cmだった。今日一のサイズを仕留められ、ご満悦。
私も負けじと当日の当たりダナの65m付近を徹底的に攻めて、底までテンヤを落とさず、同じタナばかりを探ったが、数は増やせるものの、どれも90cm台でサイズが伸びない。やっぱり底から地道に探り出さないといけないかと我に返り、底から5mまでばかりを探り、なんとか3回目の底取りからの探り中に、イトふけのアタリを取り、指5本の105cmをゲットした。これでなんとか一安心。