伊藤さとしのプライムフィッシング。伊藤さとしのプライムフィッシング。テーマは「ヒゲトロでトロ巻きセット」。今回はリニューアルされたヒゲトロの特徴・用法など。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース伊藤さとし)
チャック付きで便利に
いきなりですが『ヒゲトロ』のパッケージがリニューアルしましたね。
「そう、チャック付きになったんだ。以前のバージョンはパッケージにチャックはなく、トロロが小袋で小分けされていたよね」
小袋も悪くはなかったですが、チャック付きのほうがより無駄なく使えそうですね。ところで中身も変わったのですか?
「ハリ持ちがよくなったよ。食わせとして使うのに、より安心感が増した感じだね」
これは裏話ですが、ずいぶん昔(何世代か前)の『ヒゲトロ』は、持ちが悪くてクレームもあったと聞きましたが、本当ですか?
「本当だよ。現場でもよくユーザーさんからお叱りをもらったね。だから失った信用を取り戻すためにも、以降にリニューアルされた『ヒゲトロ』はエサ持ちをとくに重視して作った。何度も何度もテストを繰り返してね。だから宣伝を担当する我々テスターも、自信を持って勧められるようになったよ」
外気に触れないように
今回チャック袋を採用した理由も、エサ持ちをよくするためですか?
「そうなんだ。トロロは空気に触れると酸化して、繊維が徐じょに弱くなってしまう。だからなるべく外気に触れないように、チャックを採用したんだよね」
前回のバージョンは小袋だったので、必要な量だけを取りだすことが不可能でした。人によっては、小袋でも1回に使う量としては多すぎると感じる人もいたでしょうから。ですが今回(最新版)の『ヒゲトロ』なら、適量をつまみ出してチャックを閉めれば、残ったトロロが空気に触れることがない。まさに理想的なパッケージですね。
「そうなんだけどチャックを閉める前に、中の空気を抜いておくとより長持ちする。ちょっとしたことだけど、実践してみてね」
そして今回の『ヒゲトロ』の特徴は、やはりハリ残りのよさでしょうか?
「そうだね。ハリにトロロが残りやすいように、以前よりも素材が硬めになったと開発室からは聞いてるよ。水に浸してしまえば、前回バージョンとの違いは分かりづらいかもしれないけど」
直射日光はNG
使用方法は、以前と同じですか?
「何も変わらないよ。適量を取りだしてサッと水に浸したら、余分な水気を切って日陰で保管する。大切なのは少量ずつ使うこと。これさえ守れば、熱や外気でダレることなく使い切れるから」
つまり少量ずつという用法が、チャック袋になったことでやりやすくなった。だから最後までダレが少なく使える。そういうことですよね?
「そうだね。それと日陰。きょうは涼しいからと直射日光の下に置いてしまうと、いくらリニューアルされたトロロといっても、ダレが進行してしまうから注意してほしい」
ふた付きの容器に入れるとか、何か工夫すればいいわけですね。
「面倒だけど、そのほうがより理想的だね」
次回も「ヒゲトロでトロ巻きセット」です。
<週刊へらニュース伊藤さとし/TSURINEWS編>