釣り人的『スーパーライトDIY(SLD)』:探見丸船べり固定用アイテム

釣り人的『スーパーライトDIY(SLD)』:探見丸船べり固定用アイテム

大がかりな作業をするわけではなく、ちょっと「○○するだけ」で釣行が快適になる簡単なSLD(スーパーライトDIY)。今回ご紹介するのは、探見丸を船べりに取り付けるためのSLDである。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

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宮崎逝之介

メインフィールドはオフショア。魚を求めて各地の海に足を運んでます。 ブログ『信州海釣り班 tsuritabel』管理人。ぜひブログ・インスタものぞいてみてください。

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お役立ち その他

探見丸を船べりに固定

今さら説明するまでもないと思うが、探見丸は探見丸親機を搭載している遊漁船の魚群探知機の映像を、釣り座にいながらにしてモニタリングすることができる画期的なシステムである。探見丸を船べりに取り付ければモニターに映し出される魚探の映像を見ながら、臨機応変に釣り方に工夫を加えることが可能になり沖釣りのスタイルさえもかえうるアイテムである。

ところがこの探見丸、専用クランプの船べり取付可能調整範囲は25~85mmとなぜかビミョーに小さい。そのため、専用クランプをタテにしてもヨコにしても、どうやっても遊漁船の船べりに取り付けできないケースが意外と多いように思う。

船べりに固定できない場合は探見丸をどこかに置いておいたりするのだが、置き場所によってはモニターを目視しづらかったり、船の揺れが大きいときなどは落下しそうで気を揉むことになる。探見丸の別売品にはロッドキーパーで固定する場合のサイドボードも販売されているが、今回はSLDで自作したい。

釣り人的『スーパーライトDIY(SLD)』:探見丸船べり固定用アイテム意外と難しい探見丸の固定(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

木を切るだけのDIY

その内容はズバリ、おなじみの「ちょっと木を切るだけ」。沖釣りでロッドキーパーを船べりに取り付ける際、高さを調整し釣りやすい状態にする目的で添木を使用する方も多いことと思う。今回のSLDはこの添木を応用したものである。はっきりいうと、ただ木をカットしただけの木片なのだが、「木片」ではダサいので、ちょっとかっこよく「ウッドブロック」と言っておきたい。てなわけで「ウッドブロック」を作ろう。

釣り人的『スーパーライトDIY(SLD)』:探見丸船べり固定用アイテム木を切るだけの簡単なお仕事(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

作業手順

1.ホームセンターなどでSPF2×4材を入手する。長さは30cmあれば十分なので、手に入るのならば端材でもいい。今回筆者は家に余っていた塗装された端材を使用した。

Point:SPF材はDIYでよく使用される木材で、ホームセンターなどでかなり安価で販売されている。2×4材の断面の寸法は3.8cm×8.9cm。長さ1.8mくらいでも1000円未満の売価で販売されていると思う。

2.SPF2×4材をノコギリで長さ30cm、幅8.5cm以下に切る。なんともうこれだけで完成。

Point:今回はダイワのライトホルダーでの使用を想定して30cmにしたが、お持ちのロッドホルダーに合わせて木の長さは自由に調整してほしい。

Point:ホームセンターで木材カットサービスを利用できる場合は、カットしてもらえば自分で切る手間も省けてラクチン。もはや自分でやる作業がなくなるためDIYかどうかもあやしくはなるが……。

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