船釣り初挑戦者にキス釣り指南 コツをつかんで47匹【すずえい丸】

船釣り初挑戦者にキス釣り指南 コツをつかんで47匹【すずえい丸】

海津市の地元アイドルの「苺たると」さん(以後は「たるちゃん」)に船釣りを指南してきた。6月9日、愛知県・南知多町師崎港のすずえい丸での釣りの模様をお届けする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

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船釣り エサ釣り

すずえい丸でキス釣り

ひょんなことから海津市の地元アイドルでアウトドア・ユーチューバーの「苺たると」さん(以後は「たるちゃん」)に船釣り指南をするというお役が回ってきた。彼女の目標はブリを釣ることらしいのだが、堤防のチョイ投げ程度しか経験がないとのこと。

そこで、私が船釣りの基本と考えている「シロギス釣り」から始めてはと提案。伊勢湾のキス釣りは、6月に入って好調のようなので、9日に愛知県・南知多町師崎港のすずえい丸へ釣行することにした。

当日は、待ち合わせのパーキングエリアにプロデューサーの伊藤さんを伴って登場。ユーチューブの冒頭向けの映像を撮ってから港に向かう。

受け付けを済ませた後、船長の指示でたるちゃんを真ん中にして、左舷に並んで入る。

荷物を積み込んだら、釣り教室の始まりだ。たるちゃんは船釣り初心者なので、船用タックルの説明から始める。

次に仕掛けの付け方を教え、最難関と思われるアオイソメの付け方へと進む。ところが彼女は意外と平気な様子で拍子抜けした(手袋はしていたが笑)。

誘い方を教えるためにキスの生態も説明。そうこうしているうちに5時半の出港時間となった。

船釣り初挑戦者にキス釣り指南 コツをつかんで47匹【すずえい丸】仕掛けの付け方を教える著者(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

1投目から本命

ポイントまではおよそ10分で、水深は13mほど。まずは船下の釣り方から指南する。

そこで、極鋭MCゲーム180にPEライン1号を巻いたスマック100のタックルを渡し、両軸リールの使い方、仕掛けの落とし方、そして底取りの仕方、誘い方をレクチャー。

一通り教えた後、一度巻き上げてと指示。すると「何かついている!」と言って本命をゲット。アタリは分からなかったようだが1投目から釣れてしまった。

あっという間にツ抜け

釣れた魚の外し方を教えた後、再投入してもらう。しばらく誘っていると「アッ!プルプルしてる」と今回はアタリが分かったようだ。

「どうしたらいいですか?」と聞かれ、「もう掛かっているからリールを巻いて」と指示。そして2匹目をゲット。 

たるちゃんからは「アタリがあったときはアワせた方がいいですか?」と質問があり「キスの場合は強くアワせる必要はなし。向こうアワセといって勝手にハリ掛かりしてくれるので、サオを軽く上げるくらいでいいよ」とアドバイス。

すると、次から次へと掛けていくではないか。あっという間にツ抜け(10匹超え)した。これでは私の出番がない(笑)。

チョイ投げで広く探りダブル

しばらくすると、アタリが遠くなってきた。たるちゃんには、諦めずに誘い続けてとアドバイスをして、私も愛用のタックルを手にして、チョイ投げをして様子を見てみる。

着底後、ゆっくりサビいてくるとクックッとアタリが出る。しばらく、そのままサビキ続けていると一段と強い引きになった。そこからは早く巻いてダブルでゲット。これで師匠のメンツが立った。

チョイ投げ有利のようなので、たるちゃんにはスピニングタックルに替えてもらう。アンダースロー(船ではオーバースローはNG)の投げ方の手本を見せるが、たるちゃんにはちょっと難しそう。最初は戸惑っていたが、徐々に遠くに投げられるようになってきた。

サビいてくる距離が長くなればアタリも増える。それではと、2匹掛けのコツを教えたところ、これまた難なく達成。ある程度釣れたところで、船長から許可をもらって、「船上干し」を披露して船釣りの楽しみ方を知ってもらう。

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