ルアーフィッシングでは、いかに魚をスレさせずに釣るかが重要だ。スレる原因となってしまうかもしれない釣り方を確認しておこう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
スレを招く釣り方
その他、アジ・メバルのスレを招くキケンな釣り方として、次のようなものがある。
ソリッド系ワームの多投
ちょっと劇物的要素もあるソリッドカラーのワーム。魚にシルエットがはっきり見えてしまうので、活性が高い日はそれで食わせられるが、低活性の日は異物感を与えてしまう。
ダート、イト鳴りするような釣り方
水中でリグを左右にぴょんぴょんと跳ねさせるダートアクション。またイト鳴りのするような激しいシェイクなんかもキケンだ。デイゲームでは魚のリアクションバイトを誘発するためにダート、シェイクも有効だが、ナイトでは魚がスレてしまうことが多く、どうしても釣れてくれないときに奥の手的に使う方法となる。
メバリングでの物音
釣り中の物音。アジはまだそこまで耳聡くないが、メバルはちょっとした物音にも敏感に反応する。表層にいる魚なので単に音が聞こえやすいのだろう。人間がささやくような話し声だと水面が弾くといわれるが、足音は堤防から水中に伝わるというので、静かに移動を。
重すぎるヘッドウェイト
ジグヘッドのウェイトも、過度に重くしすぎるとスレる。着水音も大きくなるし、単にナマリのシルエットが水中で大きくなってしまうことで、魚に異物感を与えてしまうのだろう。
明暗に見える釣り人の影
常夜灯下など、明暗ポイントでは、釣り人の影が水面に映ると魚がスレてしまう。そもそも明暗は一級ポイントなので人的プレッシャーもかかりやすく、最初からスレていることもよくある。常夜灯下では、ライトの下から少し離れたところで、明暗の境目を釣ろう。
ウラを返せばスレない
以上、スレ要因について紹介した。いろいろとナイーブな魚たちである。ただ、こうとも言える。こういうスレ要因のウラを返したところが、スレない釣り方なのだ、と。つまり、ワームはクリア系でサイレントに釣れば、数が伸ばせる。もちろんリリースも慎重にいこう。
<井上海生/TSURINEWSライター>