納竿間際にフィーバー
あと一回やろうと船長のアナウンス、魚探は確かに赤いのだがどうにも口を使ってくれない。惜しくも『上げて~』と終わりの合図があり、巻き上げていると、船長の長年の経験からか、どうも気になる反応が出たとのことでまた落とすと、最後の最後にフィーバータイム、大爆釣が始まった。
「20m、15m、底行った、15m」と的確にタナをタイムリーにいつもアナウンスしてくれる瀬川船長、釣らせたい気持ちが痛いほど伝わってくる。
終わってみれば80Lクーラーは満タン、当日は中ホッケサイズがメイン、小さいのはかなりの数をリリース、激旨アオゾイも大漁だ。アオゾイ(クロメヌケ)は、ほとんどがオホーツク海で漁獲、刺し身や干物にすると格別の味なので、是非ご賞味いただきたい。
お役立ち情報
最後に、ウトロ周辺のお役立ち情報を紹介する。釣行の際に役立てていただきたい。
近くのおすすめ宿
酋長の家(民宿):アイヌ料理の夕食が至福の味。ウトロ漁港が徒歩1分。釣り人も多く、疲れを癒すウトロ温泉は源泉かけ流しが堪能できる。
魚の持ち込み加工
知床ジャニー:氷入りのクーラー無料貸し出しを実施(要予約)しており、釣果は加工、真空パックの上で発送までリーズナブルな価格で行っている。
釣具店
坂元ホーマ(斜里店):ウトロへ向かう国道沿いにあり、釣具、エサも充実しているが、ホームセンターなので防寒系の衣類等も充している。
その他
来運神社:道東最強のパワースポット。神社の境内に湧く斜里岳の伏流水は来運の水として知られており、そのおいしさは折り紙付きである。筆者は霊験あらたかな名水を爆釣と釣具の掃除を兼ねて必ずタックルを清めに訪れる。いわゆる神頼みとも人は言うが……。
<前島宣秀/TSURINEWSライター>