大阪南港のアジは、5月下旬になって産卵後、アフターアジになったらしい。こうなると活性が下がってしまって釣れにくいが、群れが接岸している限り釣り方はあるので紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
大阪南港では1匹に2時間の覚悟を
筆者の経験上、南港の春アジのアフターは1匹獲るのにすごく時間がかかる。0.2gのヘッドで、なんとも辛気臭い釣りを、2時間続けてやっと膠着を打開、ということもある。
さらに難しいことに、この産卵後のアジというものは体力がないので、あまり引いてくれない。居着きのやつを釣り上げて比べるとわかるのだが、目に見えて痩せていたりもする。やり取りも慎重にいかなければ、豆アジのようにクルクルと回って取り込み前に外れることが多い。ドラグをうまく食いつかせて、ロッドを立てずに粛々と釣ってくるしかない。
アフターアジは高難易度
なんとかして攻略した1匹というものに価値を感じる人も多いのではないだろうか。筆者もそうで、基本的によく釣れる魚を追ってシーズナルパターンを組むが、アジングが何よりも好きなのでアジがいる限り、そしてジグ単の釣りで追える限りは執念でも追い続ける。
アフターアジは難度が高いゆえに面白いともいえる。ただエサを食う時間というものは限られているので、潮の上げ下げを見ながら、さすがに「この時間まで」と決めて釣るのがいいと思う。最初から5匹とか、そう思わず、時間内に1匹釣れたら2匹、と次の数を目標とすることで、うまく深追いせず切り上げられる。
<井上海生/TSURINEWSライター>
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