今さら聞けないライトゲームのキホン:ジグヘッドのメンテナンス術

今さら聞けないライトゲームのキホン:ジグヘッドのメンテナンス術

ソルトルアーでは、使用した道具の水洗いが欠かせない。塩分で錆びるからだ。サオ、リールは当然。ルアーも。しかしジグヘッドはどうだろう?ここではヘッドの水洗いについて紹介する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショア ソルトルアー

マストなジグヘッドの水洗い

ジグヘッドは釣具の中で比較的安価なものである。ワームと一緒にリグっても、単価150円くらいだ。ルアー1個ロストするかダメにするかより、安くつく。だから……と軽く考えない方がいい、と筆者は思う。塵も積もれば、ということもあれば、別の意味もある。

まずジグヘッドはロストしてなんぼ、別に気にしない、という考え方があまりよくないような気がする。特にライトゲームではジグ単の釣りがメインでジグヘッドが主役ともいえるのだから、ヘッドはちゃんと一人前の扱いを受けてしかるべきである。

今さら聞けないライトゲームのキホン:ジグヘッドのメンテナンス術ライトゲームではジグヘッドが主役(提供:TSURINEWSライター井上海生)

リグ単価150円をたとえば一釣行で10個ロストすれば、1500円の痛手となる。ライトゲームで根掛かりするときにはリーダーが戻ってくることはなく、そのたびにノットもやり直すことになるので、時間的にももったいない。また、ロストを許すと釣りの技量が向上しない。

だからヘッドは大事に扱いたい。フレッシュウォーターなら問題ないだろうが、ソルトではヘッドは確実に錆びる。そして錆びると弱くなる。錆びたヘッドは、大体ハリ先も甘くなってしまい、使い物にならない。錆びとり剤を吹けば復活することもあるが、ウエスで拭おうとする工程でポキンと折れてしまうことも。ライトゲーム用のヘッドはナイーブなのだ。

毎釣行後、水洗いをしておけば、ヘッドを長持ちさせられる。手間をかけてやろう。

水洗いの方法

筆者の実践しているヘッドの水洗いの方法を紹介する。

私はジグヘッドケースに、その日使ったリグを、そのまま仕舞う。ワームとジグヘッドを装着したまま、ポンとヘッドケースに入れてしまうのだ。そうやって夕マヅメから夜にかけて釣ってくると、大体、下の画像のような状態となる。

今さら聞けないライトゲームのキホン:ジグヘッドのメンテナンス術釣行後のケース(提供:TSURINEWSライター井上海生)

このリグった状態のままのヘッドを、帰宅後、そのまま一斉にザルに落とすのだ。そしてジャーと水を流してしまう。

今さら聞けないライトゲームのキホン:ジグヘッドのメンテナンス術ザルにあけて水で洗浄(提供:TSURINEWSライター井上海生)

こうして、大体30秒くらい、水勢はたっぷりに水洗いしてやる。そうすると塩分がきれいに抜ける。念入りにもっと長く洗ってもいいが、ザルをシェイクしながらシャワー状の水で流してやると、30秒くらいでも十分、ヘッドやワームについた海水が落ちると思う。

乾燥は新聞紙の上で

さて、洗ったヘッド(リグ)は、ザルをひっくり返して、そのまま新聞紙の上にでもぶちまけてやる。あとは自然乾燥。一日したら確実に乾いている。不要な地域紙などが、こういうちょっとしたことに役に立つ。

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