関西『ライトロックゲーム』おすすめターゲット3選 カサゴだけではない?

関西『ライトロックゲーム』おすすめターゲット3選 カサゴだけではない?

初夏のライトロック。今年は全国的に梅雨入りも早く、梅雨メバルに期待が持てることも面白い。代表ターゲット・カサゴ。その他、3魚種くらいが反応いいので、知っておこう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ライトロックはカサゴのみにあらず

ライトロックというと、おそらくカサゴを思い浮かべる人が多いだろう。呼び名に地域性があって、たとえば筆者の住まう関西では「ガシラ」、九州では「アラカブ」など。日本各地でいろんな愛称をつけられていることからも、いかに釣り人に馴染み深い魚かが知れる。

確かにカサゴはいい魚だ。何より反応が単純で、簡単にいうと、よく釣れてくれる。食味もよく調理法も多彩だ。また冬の大型は格段の引きをする。刺し身にしても食いでがある。

しかし、ライトロックのターゲットとなるのはカサゴだけではない。いや、カサゴだけに絞ってはもったいない。次のような魚もオマケ的によく釣れてくれるので、一緒に遊ぼう。

タケノコメバル

メバルの仲間で、タケノコメバルという魚がいる。比較的全国に分布しているが、特によく釣れるのは瀬戸内海だろうか?関西に住まう筆者も、一番見るゲストだ。

タケノコという名前がつくだけあって、春によく出る。後述するようにカサゴとは釣り分け不可だが、筆者のイメージとして、タケノコメバルはオープンウォーター(海の前面)や汽水域で出やすい気がする。ワームの他、バイブレーションなどにも反応する大型がいる。

関西『ライトロックゲーム』おすすめターゲット3選 カサゴだけではない?大型のタケノコメバル(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ちなみにこのタケノコメバル、リバーアジングのゲストとしてもよく現れる。特に大阪湾近郊ではボトムで掛けてしまうとほとんどタケノコが大型カサゴになってしまい、エステルの力では引き剥がせない根潜りをされるので、アジングではなるべくボトム付近を捨てて釣ろう。

ムラソイ

黒っぽい根魚、ムラソイ。東北など根魚の聖地では、50cm級にまでなると聞く。しかしそれ以外の地域では、せいぜい20cmくらいだろうか。実は筆者は、小粒くらいしか釣ったことがない。

ただムラソイの生息は、どうも水質と相関関係があるように思う。大阪湾近郊では、たとえば南港ではあまり釣れない。泉南や須磨といった、クリアな水質のシャローでよく反応してくる。ちなみに、デイゲームでも活性が高いのが特徴だ。小型でもガンガンと全身でたたくような引き込みをするので、ラインブレイクに注意したい。

関西『ライトロックゲーム』おすすめターゲット3選 カサゴだけではない?ムラソイは小型でもよく引く(提供:TSURINEWSライター井上海生)

クロソイ

カサゴとほとんど見分けがつかないような魚の一種にクロソイがいる。一応、魚体が黒っぽく、口の上の棘の数がカサゴやムラソイとは異なるという特徴があるのだが、体色はあくまでヒントくらいにしかならないというか、赤っぽいカサゴも茶っぽいムラソイも中間色的なものがいて、見分けがつきにくい。はっきりと類別するなら、口の上の棘の数を見る。

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