南知多師崎の石川丸へキスを狙って釣行した。低活性で掛かりも浅く苦戦させられたが、初志貫徹で誘い続け47匹のシロギスを釣り上げた釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)
石川丸でキス釣り
今年のゴールデンウイークはコロナ禍ばかりでなく、お天気にも見放された感じ。そんな状況のなか、釣友の浜ちゃんがキス釣りをしたいとのことで、お天気の良さそうな5月4日を選んで釣行した。
この日お世話になる愛知県・南知多町師崎の石川丸の駐車場に、コロナ対策で別々の車を使い現地集合する。到着後、当日のキス釣り船の第8石川丸に乗り込み、釣り座を確保した。トモの真ん中に浜ちゃんで右舷側に私。
今日のタックルは、バイオインパクト・キスS170にトライソ2500LBD(PEライン0.8号)をセットして使う。
今まで、師崎出船のキス船のオモリは、30号統一だったが、今シーズンからは、状況によっては20号でもOKという、ゲーム性重視の私としてはうれしい変更だ。このオモリを片テンビンにぶら下げ、ハリス1号、長さ90cmの2本バリ仕掛けを取り付ける。
エサはイシゴカイが配られた。イシゴカイは非常にヌルヌルするので、滑り止めの粉があると便利だ。
エサ付けのポイント
午前5時20分に出船(5月から夏時間で早くなった)。キス釣りのポイントは近いので、あらかじめエサ付けをしておく。
キス釣りはこのエサ付けもなかなか重要で、1匹丸ごと付けてしまうと、キスが先っぽをかじるだけでなかなかハリ掛かりしない。そこでタラシの部分が2cm程度になるように切って、真っすぐになるように刺すとハリ掛かりが良くなる。
ギマ登場で厳しい釣りの予感
5分ほどで、ポイントに到着し、船長の「水深は11m。始めてください」のアナウンスで釣り開始。私はチョイ投げ(必ずアンダースローで)をして、広範囲を探る。浜ちゃんは船下に落として誘う。しかし、潮回りが影響しているのかアタリがなかなか出ない。
そんななか、浜ちゃんのサオが激しくたたかれた、上がってきたのはギマ。こいつが釣れるときは海が濁っていることが多い。逆にキスは濁りを嫌う。これは厳しい釣りになりそうだ。
しかし、浜ちゃんはダブルもありでポツポツと本命を釣り上げている。今回は誘わない方がいいのだろうか?でも、誘わないとメゴチのえじきになってしまう。
活性低く掛かり浅め
悩みだすとますます深みにはまってしまうので初志貫徹で誘い続け、スローペースだが本命をゲットしていく。しかし、当日はプルプルとした明確なアタリではなく、モソッとしたアタリしか出ない。引きも弱々しいが、釣り上げるとまあまあのサイズだ。
また、掛かりも浅く、リールを巻いている途中で逃げられて軽くなったり、抜き上げた途端にハリから外れてデッキに落ちたりすることも多々あった。
逆に明確なアタリを出すのは、この時期にこんな小さいのがいるのかというようなサイズ。あまりに小さいものはリリースするが、困ったことに小さいものほどハリをのみ込んでおり、そういったものは持ち帰ることにする。本当に難しい一日だ。