河口域ナイトチニングで本命5尾 ゲストのシーバスは6尾【山口・岩国】

河口域ナイトチニングで本命5尾 ゲストのシーバスは6尾【山口・岩国】

仕事を済ませてから山口県岩国市を流れる今津川にチニング釣行した。3人でチヌ5尾とシーバス6尾を得た釣行をリポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・河野憲靖)

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今津川でチニング

4月も後半に入り、日に日に暖かくなり釣りには持ってこいの季節がやってきた。さまざまな魚の釣果が上向いて来ているが、私個人としては暖かくなるとまずはチヌを釣りたくなってしまう。

チニングの魅力はその手軽さ、仕事帰りに近場の河川で短時間で楽しめるターゲットだ。

さまざまなメソッドが確立されているが、中でもチヌとの駆け引きを存分に楽しめるのがボトムゲーム、水温の上昇に伴い活性の上がったチヌと対峙すべく4月24日、仕事を済ませ、山口県岩国市を流れる今津川に釣行した。

同行者は岩国在住の釣り仲間、中田さんと國廣さん、2人とも岩国の釣りを知り尽くしたエキスパートだ。特に國廣さんはチニングでは圧倒的な釣果を出しており、この2人がいれば釣れたも同然と余裕綽々(しゃくしゃく)で釣りをスタートした。

釣り方とタックル

ボトムチニングのベーシックな釣り方はボトムをズルズルと引いてくるというシンプルなもの、季節や活性によってステイを入れたり、シェイクを入れたりしながら引いてくる。

チヌはボトムのエサを何度もついばみながら最後に口に入れるので、バイトが出たらいかに追尾させ本バイト引きだすかがボトムチニングの醍醐(だいご)味と言える。

タイミングは満潮前、潮位が高いので7gシンカーをセットしたタコをイミテートしたルアー、ナノ インクベイダー(プロト)で釣りを開始。

河口域ナイトチニングで本命5尾 ゲストのシーバスは6尾【山口・岩国】当日のタックル(作図:週刊つりニュース西部版APC・河野憲靖)

開始早々釣友にシーバス

國廣さんはチヌを釣る前にピンに着いているシーバスを狙うとのこと、そして早々に狙い通りセイゴサイズながらシーバスを釣り上げて見せてくれた。今津川を知り尽くした國廣さんならではの勝負の早さだ。

河口域ナイトチニングで本命5尾 ゲストのシーバスは6尾【山口・岩国】シーバスも姿を見せた(提供:週刊つりニュース西部版APC・河野憲靖)

しっかり本バイトを誘い40cm

私にもすぐに反応が出た。ズル引きからのステイに、コンッと明確なファーストバイト、再びスローにズル引くと、コンッ、ココンッと追尾してくるが本バイトには至らない。そこでリグを長めにステイさせた後、少し強めに動かしたタイミングで、ゴゴッとリグを押さえ込む本バイト。このチヌとの駆け引きがたまらなく楽しいのだ。

確実にフッキングさせるため一瞬ラインテンションを抜いてからしっかりとフッキング、あとはチヌの力強い引きを楽しみながら寄せてくればよい。

上がって来たのはサイズは40cmほどだが、腹パンのコンディションの良い個体。

河口域ナイトチニングで本命5尾 ゲストのシーバスは6尾【山口・岩国】狙い通り本命とご対面(提供:週刊つりニュース西部版APC・河野憲靖)

反応はあるが掛かりが浅く……

開始早々の本命ヒットにこれからの展開に期待するが、そう思い通りには行かずチヌからの反応は薄くなってしまった。

國廣さんはポイントを歩き回りチヌを探し始め、あっという間に姿が見えなくなる。

私はじっくりと探っていくが反応はあるものの単発の小さなバイトばかりでなかなかフッキングに至らない…。フッキングしても掛かりが浅いのか何尾かバラしてしまった。

釣友たちもチヌをキャッチ

ここで中田さんがウエーダーまで履いてやる気満々で合流、シーバスアングラーの中田さんに「シーバスの前にチヌを釣ってね!」とお願いするとあっさりと良型チヌをヒットさせるあたりはさすがとしか言いようがない。

河口域ナイトチニングで本命5尾 ゲストのシーバスは6尾【山口・岩国】良型チヌをヒット(提供:週刊つりニュース西部版APC・河野憲靖)

私にも2尾目がヒット、これもコンディションのとても良い個体、國廣さんが戻ってくるも当日はいつもより反応が悪いようでなかなかフッキングに持ち込めないらしく若干焦りもあるように思えたが、そこは國廣さん、少ないバイトをキッチリとフッキング、この日最大の40cmをゆうに超えるチヌをゲット。

さらに中田さんさんが1尾追加して潮位も下がってきたので2時間ほどの釣りを終了とした。

次のページで最終釣果と今後の展望を紹介!