破損したロッド。修理に出して返ってきたら、実釣の前にいくつか確かめたいことがある。修理の内容によっても異なるが、今回はサオ先の修理後の確認箇所を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
実釣で使用感の確認
さて、ここまできちんと確認したら、実釣でどうか、だ。
これはそのサオの使い込みの度合いにもよるだろう。筆者の場合は、おそらく使用10回程度のアジングロッドだったのだが、昨年はアジ不漁でほとんど釣らない状態のまま破損して修理に出したので、前後の違いは正直わからない。問題なく使えてはいるな、と思う程度だ。
ただ、そのサオをみっちり使い込んでいた場合、あるいは修理前後で使用感が変わるかもしれない。というのも、ある程度以上の負荷がかかったサオは「腰が抜ける」といって、新品購入時より軟らかくなる。つまり、ツーピースロッドの継ぎ目から上を丸々交換してもらった場合は、若干、手元と先端部で違和感が生じる可能性もある。これは仕方ないところだ。
原則「その場で確認」
筆者の経験から、サオの先端部の破損、返ってきたロッドのその後の確認事項について解説した。その他、ロッドの修理にもいろいろなケースがある。ガイドリングの破損、交換、などなど。いずれにせよひとつ共通して言えることがある、それは、修理をしてもらった釣具店で、修理箇所を、その場で確認するということだ。
あとから「微妙なところが……」と言っても、釣具店としては、そこは元の所有者に渡した時点でひとつ作業が完了しているとして、事情にもよるがなかなか受け付けられるものではないだろう。気になるところは、スタッフさんに相談しながら、その場で確認しきろう。
<井上海生/TSURINEWSライター>