カサゴはデイ&ナイトお手軽なライトゲームターゲットである。漁港周りの足元にほとんど確実にいるのだが、反応させるための手は必要となる。それで釣れなければ見切りだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
汽水域にはあまりいない?
注意したいのは、汽水域でのカサゴゲームだ。わざわざカサゴゲームで汽水域にエントリーするアングラーも少ないかもしれないが、汽水域ではカサゴは反応しないことが多いようだ。実際、大阪南港をメインにやっている筆者の経験上、汽水域でカサゴを釣ったのは本当に1尾あるかないか、たぶんゼロのはずだ。タケノコメバルだけはよく釣れるのだが。
このあたりには地域性もあるだろうが、あまり汽水域でカサゴの反応には期待しない方がいいかもしれない。アジがリバーによく差し込むので、アジングで来て、そのアジが釣れないときにはついカサゴでもとボトムをやってしまいがちなのだが、巨ボラが反応してエステルラインを丸ごと持っていかれることもある。
低水温期は工夫次第
1月~4月は難しい。どんなショアの釣り物もそうだが、低水温期は渋いことを覚悟の上でカサゴゲームに望みたい。カサゴには適水温はないとも俗に言われる。冬でも夏でも活性が高いのだから、よく考えてみれば他にそんな魚もおらず、まあ、わからない奴である。
しかし低水温で水温10℃前後となると、どうしても出にくい。1月~3月には、メバルもカサゴさえもダメ、という日もある。
だが、どうしても釣りたいなら、日中にエントリーすることをおすすめする。ポカポカした冬の日なら、デイメバル、デイカサゴは結構よく釣れたりする。釣り方はワーミングメインで、なるべく稚魚の姿が多い、自然の地形が残った漁港周り、消波ブロック周りを狙おう。
また、足元をイカゲソで釣ってしまうのも手だ。ラインシステム、ジグヘッドまで同じで、ワームだけイカゲソ、生エサにする。これで一尾はカサゴの姿が拝めるはずだ。
<井上海生/TSURINEWSライター>